EXECUTIVE BLOG
2019.11.13
高光産業株式会社 妹尾八郎です。
昨日からの続きです
話は 逸れてしまって
坂本龍馬の 薩長同盟の考えのもとになる原因が
イジメにあった なんて 話から
坂本龍馬が河田小龍から 聞いたアメリカの大統領についての
話に飛んでしまいましたね。
考えてみれば 日本には 大統領なんていなかったのですから
プレジデントを なぜ大統領と訳したのか興味あります。
「大統領」は英語の「President」を日本語に訳したものです。
「president」はラテン語のpre(前に)+sidere(座る)に由来し、
「人々の前に座る=議長をする、司会をする」という意味だそうです。
米国では1787年の憲法起草時に「アメリカ合衆国大統領」という職名として「President」という語が初めて採用されたんですよ。
そして 本題の「President」が「大統領」となったきっかけをつくったのがペリーです。1853年(嘉永6年)、ペリーはフィルモア大統領の親書を携えて浦賀に来航しました。
このとき、幕府の役人たちは「President」をどう訳すかで頭を抱えたのです。
当時、日本は鎖国中で海外からの情報が制限されており、米国の政治制度についてもあまり詳しくなかったからです。
大統領は選挙によって選ばれますが、日本には選挙で民主的に選ばれた権力者がいなかったこともあり、ぴったり当てはまる日本語が見つかりませんでした。
いろいろ議論した結果、President=国王という案が出ましたが、
ペリーとの交渉役を務めた日本側全権大使の林大学頭が待ったをかけます。
林大学頭はフィルモア大統領の経歴については十分調べていたようで、
「フィルモアは町人の出であるから王位で呼んではならぬ」などと主張しました。
それはそうですよね、、。
これで議論は振り出しに戻りました。
こんどは町人のなかで偉いのは誰かということになりました。
大将、頭、親方、旦那、元締、棟梁……。
多くの候補のなかから最終的に残ったのが「棟梁」なんです、
これが「大統領」の語源となったという説が今のところ有力なようです。
「棟梁」とは「大工のかしら」のことで、家を一軒建てることができるから偉い、
という意味で尊敬される身分だったからなんですよ。
もっとも米国のトップに対して「大工のかしら」とそのまま呼ぶのはどうかということで、「棟梁」を「統領」に置き換え、さらに日本の将軍と釣り合うように「大」の文字を冠しました。
こうして「大統領」という呼び方が生まれたようです。
ちなみに、「統領」は「統(す)べおさめること。また、その人。統御者。かしら。首領」(広辞苑第6版)を表す言葉で、「棟梁」「頭領」も同様の意味を持っていますね。
以上の事から 大工の棟梁が 大統領の語源になるとは面白いですね、
で
一般的に大統領と言う言葉が市民に広がるきっかけになったのは
以外にも あれが火付け役だったのです
その火付け役とは??
明日に続く