EXECUTIVE BLOG
2019.11.14
高光産業株式会社 妹尾八郎です。
昨日からの続きですね
プレジデントを 大統領と訳した語源が
大工の棟梁から来てたと言う話です。
しかし これは 幕府や 明治維新後の政府関係者にしか
知られていない言葉でした。
この言葉が広く一般庶民に普及したのは
1879年(明治12年)に、米国のグラント元大統領が非公式に来日した時に、ちょっとした「大統領」ブームに国内は沸いたのです。
グラント氏は米大統領経験者として初めて訪日を果たした人物なんです。
グラント氏が日光東照宮を訪問した際に、
天皇しか渡ることを許されなかった橋を特別に渡ることが許されたものの、
おそれおおいと固辞したことで高い評価を受けたといわれているのです。
こういうニュースも 先に書いた 日露戦争の開戦前 坂本龍馬が皇后陛下の
夢枕に立って日本を守ると言う話が新聞に報道され
一般庶民が坂本龍馬を知ることになることと同じなんでしょうね。
「大統領」という訳語が、本当に広く世間に定着するうえで功績が大きかった人物がいるのです。
歌舞伎役者の二代目市川左団次です。
演説や芝居などで親しみをこめて呼び掛けるときに「いよっ、大統領!」ということばを使います。
二代目市川左団次は歌舞伎の公演を行ったりしているときに
そんな彼の舞台をみながら、ファンたちは「大統領!」と声をかけるようになり、
これがきっかけで大統領という言葉が日常生活にも広く溶け込んでいったようです。
今でも お芝居見ていると 「大統領!!」 の掛け声かける方が居ますよね
しかし歴代の米大統領は日本語訳の語源が「大工のかしら」と知ったら、
どんな顔をするでしょうか。
願わくは、誰が次期米大統領になろうとも「町人の偉い人」であることを忘れず、
「世界」という名の家を、平和で安全に暮らせるように、
しっかり建て直してほしいものです。
明日からは ITへの道に話を戻さなければなりませんが
無事戻れるか??
続く、、。