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社長&顧問ブログ

2020.12.11

極東軍事裁判へ

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日までは 開戦に至るまでの話と

その戦争を進めた張本人と言われてしまった

当時の首相の東條英機の話でした。

連合国のみならず 国内からもその仕事に対する忠実ぶりから

憎まれてしまった人物です。

 

そして 戦後 戦争犯罪を裁く裁判にて彼は裁かれてしまう事になるのです

 

その裁判の事を通称東京裁判と呼ばれていますが

正式名称は極東国際軍事裁判です、

1946年5月3日から1948年11月12日にかけて行われ、

連合国が「戦争犯罪人」として指定した日本の指導者などを裁いた軍事裁判です。

東條は東京裁判を通して自己弁護は行わず、

この戦争は侵略戦争ではなく自衛戦争であり国際法には違反しないと

「国家弁護」を貫きましたが、

「敗戦の責任」は負うと宣誓口述書で明言しています。

 

また、

「開戦の責任は自分のみにあって、昭和天皇は自分たち内閣・統帥部に説得されて嫌々ながら開戦に同意しただけである」と明確に証言し、

この証言が天皇の免訴を最終的に確定することになりました。

東京裁判の判決は、1948年11月4日に言い渡しが始まり、11月12日に終了しました。

その後、東條英機は「真珠湾を不法攻撃し、アメリカ軍人と一般人を殺害した罪」で死刑判決を受けたのです。

と言うのが多くの人が知っている話ですが

 

この時 米国は 戦後の日本占領に関して色々検討をしており

万が一でも 天皇の意思が働いていたという事になりと

天皇陛下を裁判に出さなくてはならず そこで 有罪判決にでもなれば

占領政策に困難が生じると考え

あらゆる手を尽くして 裁判において 東條が全責任は自分にあると証言させたのです

 

連合国としては 日本の政治体制が良く理解できてませんので

外から見ると 天皇陛下がすべてを統治しているかの様に見えてしまうのです

 

体制的にはそうなのかもしれませんが 意思決定は政府がすべて行うわけで

たまたまその時に総理大臣に選ばれてしまったのが 東條英機で

東條内閣が戦争開始を決定したのです。

 

今の内閣は 議院内閣制ですから 総理大臣になるためにはまず衆議院議員にならなければならず そこから国会議員によって総理大臣が選ばれるのですが

戦前は 総理大臣は政治家でなくてもよかったわけで

 

当時の重鎮たちによって決められたのが東條英機と言う政治家ではなく軍人だったと

いう事をまず理解しなければならないと思います。

 

分かりやすく言うと 日本株式会社の雇われ社長だったと言うのが一番理解できるのではと思います。

 

しかし 社長たるものは その任を請けた以上は責任を果たさなければならず

その結果がやむを得ず戦争に突入となってしまったのです

 

そうである以上 ここは 東條一派に全責任を押し付けてしまおうと言うのが

米国の考えで

統治の為には絶対に天皇陛下のお力が必要と考え 他の連合国が天皇を裁きたがって

いたのを 東條を利用して 陛下に類が及ばないような画策を行ったのです。

 

東條自身もそれを理解しており 自分がすべての責任を被ることで天皇陛下及び

日本が助かるならばと 国家弁護は行うのですが自身の弁護は一切行わなかったのです。

 

この裁判中は 殆どの裁判官は日本に罪があると考えていたのですが

ただ 一人 これは復讐劇で裁くべき国際法がないと言ってた裁判官がいました。

 

これは

 

一体なぜなのか??

 

それは

 

明日に続く、、。

 

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