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社長&顧問ブログ

2021.1.23

ルイ十三世は禿だった??

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

さくじつまでは

中世の貴族が被っていた 白い鬘の話でした

 

このカツラは 現代でもイギリスの裁判などで見かけますね

 

しかし これは何のために被っていたのかと

素朴の疑問が湧いたのです

 

音楽教室によく飾ってある人物画のバッハなど多くが被っていますね

彼らは貴族だったのでしょうか?

 

しかし 良く見てみると ベートーヴェンは被ってませんよね

かれは貴族では無かったのでしょうか??

 

よくよく調べてみますと

絶対王政下のヨーロッパで、マナーの洗練された宮廷やサロンなどでは、

男性が「かつら」を被ることは紳士としての必須条件だったようです。

 

16世紀の宗教争乱の時代が終わり、粗野な地方貴族たちが宮廷に集められた時代に

彼らの生活を律する規範は、礼儀正しさだったそうです。

正しい礼儀とは、何よりも相手を傷つけないことなのです。

 

相手の肉体的欠陥に侮辱をくわえないため、

みな一律に「かつら」を被れば、髪が薄毛の男を傷つけることはありませんでした。

 

「かつら」着用がヨーロッパの貴族間で盛んになったのは、17世紀ごろと言われています。フランスのルイ13世が若くして頭が禿げていたため「ハゲ隠し」にかつらを愛用したといわれています。

これを公式に宮廷の服装の一部と定めたのが息子のルイ14世でした。

ルイ14世は、はじめは用いなかったが、1670年、26歳以降「かつら」を用いました。

ひとつは前途のように儀礼的な意味、もうひとつは背が低いのを少しでも高く見せ威厳を保つためだったといわれています。

バッハやの肖像画に見られるように、クルクル長くてボリュームのあるものです。

 

貴族たちは地毛を短くかったり 剃ったりしていたようで衛生面でもかつらの方が

良かったためと言う理由もあるそうです。

 

バッハやモーツァルトは王侯貴族階級相手に仕事をしていたから正装として「かつら」を着用していたそうです。

そんな中で

ベートーヴェンが「かつら」を着用しなかったのは、権威を嫌っていたという性格的な理由と言われています。

 

そういえば 彼が作曲した 英雄は ナポレオンに献上する為の作曲だったと言われていますが

ナポレオンが皇帝になった事に対して怒り 曲名を変えていますね

 

その詳細については

又明日でもという事で

 

本日は 長年不思議に思っていた 貴族の鬘は 肉体的な欠点を隠すためだったとは

分かってしまえば威厳も無くなりますね

 

では

 

又 明日へ、、。。

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