EXECUTIVE BLOG
2021.4.29
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 本業の物流の仕事を得るために
建設業界の事を学びながら 施主代行の立場で
営業をしていくことで 遠回りになりながらも
目的の本業の仕事に結びつけて行くと言う話でした。
この事を何件か繰り返しているときに
工場跡地購入をすると言う案件があり
購入した後は そこにお得意様の配送センターを建築するために
先ずは 工場の取り壊しから始めなければならなかったと言うのが
昨日までに話でした。
そこに至るまでも 毎日 不動産案件を追いかけて地主さんとの交渉を
重ねて 田舎の町を歩きまわって 希望の土地に辿りついたのです。
そして
いよいよ 工場解体に入るのですが 解体工事もこちらで手配して
速やかに解体工事を終わらせて本工事へ移らなければなりませんでした。
この解体工事の時に 思わぬ事態が起きたのでした。
それはそこがかつてゴム工場だったので 工場用の油が保管されていたのです。
それを解体工事の時に作業のミスにより その油が漏れ出してしまったのです。
単なる油漏れであればすぐに回収は簡単なのですが
実はその工場の周りは 田んぼだったのです。
漏れた油は 穀倉地帯の周辺の田んぼに流れ出てしまったのです。
丁度田植えも終わり真夏に入り 秋を迎えて取り入れにかかる前の
稲が植えられていたところです。
油は用水路を流れて広大な田んぼに流れていっていたのです。
一刻も早く手を打たなければ 収穫前のお米が全滅してしまう可能性があったのです。
そして その一報を聞いた私たちは すぐに現場に向かい
田んぼに流れ出した油の回収作業に取り組む事になりました。
その時から 昼夜を問わず徹夜で一睡もせず ただひたすら油の回収を
行ったのです。
夜はまだ良いのですが 日中は真夏の炎天下の中 ひたすら回収作業を
行うのですが
回収すれどどこまでも広がる田園地帯で いつ終わるかもまったく目途も立ちません。
通常であれば 熱中症になってもおかしくないし 徹夜続きで体力的にも持つか
分かりませんでしたが
大事なお米を守らなければならないとの一心で 意識は朦朧としながらも
回収作業を続けたのです
その時は 一体被害総額がいくらになるか等考える余裕もありませんでした
とにかく 目の前の漏れた油を一滴残らず回収する事で専念して作業を
続けたのです、、。
そして
なんとか回収の目途が立ったと思われた時に
農家の方々との面談に望んだのです
大きな被害とご迷惑をおかけしたことを謝罪申しあげました
この時に 被害額の事を含めて
大事なお米を汚された農家の方々から 相当なお叱りを受けると覚悟していました。
そして
一通りの謝罪と説明を終えた後に
彼らからの発言があるのですが、、
どんな内容だったのか???????
それは
明日に続く、、、。