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社長&顧問ブログ

2021.7.30

最高戦争指導会議

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

昨日からの続きです。

 

昨日までは

76年前の ポツダム宣言が発せられてからの

日本の政府軍部の動きの話でした。

 

毎年夏を迎えると どうしても 終戦を思い出してしまいます。

今では 戦争体験者が少なくなってしまってますので

体験者から直接聞いた我々が又後世に伝えたいと思うのです。

 

昨日は

ポツダム宣言を受諾するかどうかを政府内でも決めきれずに

外務大臣は 天皇陛下に対して現状報告をするのです。

原爆投下ほか国力の事も承知していた天皇陛下は 意見として

ポツダム宣言を受諾するほか 日本を救う道はないのでは?と

外務大臣に伝えたのです。

 

ここが重要なポイントで 天皇なのだから ご自身で終戦を決めて命令を出せば良いのでは?

考える人も多いのですが

 

決定は内閣にありますので 内閣において 宣言受諾を決めなければ

幾ら

天皇陛下の意見があったとしても 国の決定とはならないのです。

 

今般の 東京オリンピックに関しても 天皇陛下は 開催を危惧するご発言があったかに

宮内庁長官が発表されましたが

政府はこれを無視して 開催に踏み切ったのと

何か似ている気がするのです。

 

 

それで 昨日から続きになりますが

ポツダム宣言には これを無視した場合はどうなるかわかりませんよ 的な 事が

書かれていましたが 日本政府の発表が 宣言を無視すると世界に向けて発信されてしまったので

8月6日に 広島に原爆を投下されてしまう事になってしまったのでした。

 

さらに これ以上に驚くべきことが起きたのです。

広島に原爆投下されて もう日本には戦う余力などないだろうと判断したソ連が

いきなり 日ソ不可侵条約を一方的に破棄して 日本に対して宣戦布告してきたのです。

 

国の条約を一方的に破ると言う暴挙に出たのです。

 

誰が見ても卑怯な話なのです

 

私が小さいころ 父親から この話は何も聞かされていて ソ連は卑怯だと この結果

北方領土もどさくさに紛れて奪ってしまったと酒を飲むたびに嘆いていました。

 

これにより ソ連を和平の仲介役になってもらおうと言う 政府軍部の目論見は

崩れてしまったのです。

 

これを受けて、鈴木首相は午前10時半から 最高戦争指導会議を開き

もはや戦争継続は不可能ではないか? と意見を出し 参加各員の意見を聞こうとしたのです。

しかし 誰もが押し黙ってしまい意見が出ない時に 米内海軍大臣が

「ポツダム宣言を受諾を無条件で受けいれるのか 希望条件を出すのか?を議論しよう」

との発言を行う事で この会議はなんとなく 宣言受諾をすることを前提に希望条件の話をする方向での会議へと進む事になったのです。

 

そして 米内海軍大臣と東郷外相は 天皇の地位の変更がない事を条件にすると

言うのに対して 阿南陸軍大臣 陸軍参謀総長 海軍軍令部総長は

天皇陛下の地位を守ることは絶対条件であること以外に

占領は小範囲  短期間 武装解除と戦犯処理は 日本人の手で行うと言う

条件を付け加えるべきであると意見を出すのです

鈴木首相は 海軍大臣と外務大臣の意見に近かったのですが

阿南陸軍大臣は ひたすら無条件に頭を下げるのは 天皇陛下や国民に対して無責任であると説き もし 条件を受け入れられない時は 死中に活を求め最後の一戦を交えるのみだと意見を強く出したのです。

 

これにより会議は紛糾して それでも結論の出ない議論を重ねている時

 

これまた 大変な情報がこの席上にもたらされたのです

 

これにより

会議はどうなったのか??

 

一体また何が起きたのか???

 

それは

 

明日に続く、、。

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