EXECUTIVE BLOG
2021.12.29
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 天皇陛下の話になっていました
誰が初代天皇なのか?については 古事記や日本書紀を読めばわかるそうですが
この本の中身 やたら神様の名前が出て来て 途中から全く理解できなくなりますね
「日本書紀」と「古事記」に記載がある他に、
古墳から出土した太刀に雄略天皇を指す名称があるという理由で
考古学的に実在した最古の天皇である可能性が高いと言われています。
この辺りの事は 色々な説があり過ぎてよくわかりませんね。
その中で
天皇を最初に「神」 としたのは第40代天皇である天武天皇だそうです。
天武天皇は律令制を導入し、天皇を頂点とする中央集権国家の基礎を作った人です。
そして
天武天皇は神社を活用し宗教的権威を高めていき、
天皇の神格化を進め、権威を強めていきました。
天皇という呼び方を使ったのも天武天皇が最初と言われているそうで、
そう言う意味において最初に天皇が神とされたのは、
天武天皇の時代と言えるようです。
そして 今日の話は 先日から続いている 昭和天皇の人間宣言の話にもどります
何故 昭和天皇が それまで 天皇は神だと言う伝統を破り 人間宣言をわざわざ行わなければならなかったかと言いますと
それは 先の大戦で 日本が敗れて ポツダム宣言を受諾する事から始まります。
このポツダム宣言第10項の中に含まれる「戦争犯罪人」の処罰と言う項目がありました。「平和に対する罪」、「通例の戦争犯罪」、「人道に対する罪」の3つに関する罪について、
連合国軍最高司令官であるマッカーサーが指揮を取り、裁判が行われることになったのです。
その中で戦争の最高司令官だと連合国側が認識していたのが天皇でした。
戦争中、天皇は戦争の作戦計画に関わることはもちろん、
戦争の全体を把握し、重要な情報も集中する状況だったからです。
このような状況にあった天皇は当然のことながら天皇を逮捕するべきだ、
天皇は「戦争犯罪人」に当たるため、責任を取るべきだなどという意見が
連合国側に出てきます。
しかしGHQは天皇という存在を残すことにより日本人は 「敗戦」 を受け入れ、
天皇の権威と政治力が占領軍側の目的を達成するのに必要不可欠だと考えたのです、
だから天皇を免責したという背景があるようです。
当時の日本人にとって神と同等の存在である天皇は大きな影響力を持っていたことが分かり、戦後の日本をまとめていくためにGHQは天皇と天皇制を残すという判断をしたのです。
その為に 人間宣言を出させたのはと言う話があるようです。
では 天皇陛下に戦争責任が無ければ 誰が責任者なのか?
それを 調べる裁判が 極東軍事裁判でした
この裁判は 大きな間違いを犯しているといわれています。
それは
何故なのか????????
この話は
明日に続く、、、。