EXECUTIVE BLOG
2022.3.13
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 旧ソ連軍が 敗戦国のドイツ人や 日本人に対して
どれだけ野蛮な行為を行っていたかの話でした。
戦後も80年近く経ち 二度と悲惨な戦略戦争は起きないと思っていたところ
ロシア軍は ウクライナを今なお侵略しようとして 軍事行動を起こしています。
ここのブログでも 戦争の事など書きたくは無いのですが
今のロシアの侵略行為を見て かつて ソ連軍に非情の扱いを受けた事を
思い出してしまいました。
昨日書きました 福岡県二日市温泉で 引き揚げてきた若い女性たちに
公的機関が堕胎手術を行っていたことは 忘れる事ができない事実です。
戦後も数十年経ってしまうとその事自体を忘れがちですが
戦争が起きると このような悲惨な事件も起きる事を忘れてはならないと思います。
単に軍人同士の戦いであればともかく 一般市民が巻き添えをくってしまう事は
絶対に避けなければなりません。
今日は 満州国で どのような事が起きていたのか??の話に
続かなければなりません。
アメリカの歴史研究家のウイリアム・ニンモ氏のよりますと
「要するに、満州・北朝鮮におけるソ連軍の日本人虐待は、
口ではいい表せないほどひどいものだった。
暴行と強奪は日常的だった。そして残虐な行為を犯した。
・・・とくに野獣のように乱暴なやり方で女を奪い、
抵抗するものは片っぱしから殺した。
ソ連軍の兵士たちが日本の女にしたことは、
いまでもぞっとするほど残虐なものだった」
と述べています。
現在は人口約700万人といわれ、
ハルビン市、大連市と並ぶ満州屈指の大都市、瀋陽市に
ソ連軍が侵攻してきたのは終戦後の8月19日でした。
それからすぐにハルビン市、長春市と全く同様にソ連軍兵士たちのレイプ
凶暴・暴行・殺戮・略奪が始まったのです。
中国国防大学教官の徐焔大佐は著書の中で
「ソ連軍が満州に入った時点から、その相当数の将兵は直ちに、
横暴な行為を露骨に現した。彼らは敗戦した日本人に強奪と暴行を
振るっただけでなく、同盟国であるはずの中国の庶民に対しても
悪事をさんざん働いた。
特に強奪と婦女暴行の二つは満州の大衆に深い恐怖感を与えた。
100万以上の満州に出動したソ連軍兵士の中では、犯罪者は少数と
いうべきだが各地で残した悪影響は極めて深刻なものだった。」
と述べています。
満州でのソ連軍の軍紀の乱れは目に余るものがあったのです。
彼らは白昼堂々と倉庫の中のものを盗み出し、町で売りさばき、
得た金を着服していたそうです。
仮に敗戦国だったにせよ、無辜な一般市民に狭量な民族報復を
働いていいということにはならないはずです。
異国で「三日間勝手にせよ」として兵士の闘志を刺激するなど、
なおさら政治の堕落だとしか言いようがありません。
ロシア指導部の大ロシア主義の態度を反映したものだと言えると思います。
その根本的な原因はスターリンの「共産主義総本山」の意識にあり、
そのため他国の人民を尊重する教育を怠ったのではと思います。
今回のウクライナへの侵略も 旧ソ連時代の教育を受けたプーチンが
指導しています。
ウクライナでは 今なお一般市民が犠牲になっています
又我々は ロシアの指導部がこのような考えを持っているという事を
決して忘れてはならないと思うのです。
私の父が 生前日頃ロシアは信用ならないと言ってた意味が
最近よく理解できるようになりました。
もう戦争の事は このくらいにしておきたいと思います
明日は
銅像の話の続きか?
赤いポストの話になるのか?????
写真は CNNで放送されていた
痛ましいシーンです
殺された一般人が無造作に臨時に掘られた穴に
次々に投げ込まれています。
これが 現実に今起きている事なのです。