EXECUTIVE BLOG
2022.3.24
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日は 話が逸れてしまい
庭にタヌキが出た話でした。
しかし タヌキが 他を抜くと言う意味に転じて
縁起が良いという事等知りませんでした。
そう思いますと 居酒屋さんにタヌキの置物を置いてあるのも
納得できます。
世の中知らない事ばかりですが
ここで 話を元に戻して 一昨日からの続きになります。
お彼岸に墓参りする方も多い方と思いますが
そんな時だけ 自分たちは仏教徒なのかと思います。
しかし いつからお葬式と言う儀式が始まったのか? 何故戒名が
必要なのか等 考えた事もありませんでしたし
仏教と言えども色々な宗派が日本には存在しているのです。
そこで 次に興味が湧いたのが 天皇陛下のお葬儀はどうされているのか?
でした。
一昨日は 殯(もがり )について書きましたが
現在、殯を行うのは、皇室関係者が亡くなった時だけだそうです。
天皇、上皇、皇后、皇太后、上皇后などが崩御すると、
大喪儀という皇室の儀式が行われます。
この大喪儀は日程ごとに儀礼が細かく定められていて、これが殯にあたるのです。
大喪儀では皇居内に殯宮という、御殿を建て本葬まで棺を安置します。
ちなみに、天皇または上皇の本葬は国葬にあたる大喪の礼、
皇后、上皇豪の本葬は斂葬の儀)と言うのです。
大喪儀は45日間行われ、その間は連日にわたり儀式が続きます。
戦後、殯が行われたのは、昭和天皇、貞明皇后、香淳皇后の崩御の際です。
昭和天皇は1月7日に崩御されましたが、葬儀にあたる大喪の礼が行われたのは2月24日。つまり、約50日にわたり殯が行われたのです。
一般人からしますと 約50日間も儀式が続くのは大変かと思いますが
現上皇様も同じようなお考えだったようで、
2016年、国民にビデオメッセージで自身の生前退位についてお言葉を述べられました。
その中で、これまでの皇室のしきたりとしての殯についても言及されたことで、
殯への注目が高まりました。
実際のお言葉は、次の通りです。
「天皇の終焉に当たっては、重い殯もがりの行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き、その後喪儀そうぎに関連する行事が、1年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。」
ご自身の父である昭和天皇の殯で、誰よりも厳しい状況下に置かれたご経験のある上皇陛下も 葬儀に関してご意見を言われたのだと思います。
殯の間に腐敗し白骨化していく故人に付き添うことの精神的な負担は相当な事なのです。
皇室関係者や宮内庁職員が休みなく殯や大喪儀、即位の儀の準備を進める様子など、
多くの人が身を粉にして儀礼を遂行する姿を目の当たりにされたのでしょう。
だからこそ、ご自身の時は、そのような負担をできるだけかけたくないという、
上皇陛下のお心を表されたのが、お言葉の真意ではないでしょうか。
これ以前にも、
「自身の葬礼に火葬を希望する」とも表明されている陛下。
これらを受けて、上皇陛下の殯は簡素なものとし、
土葬ではなく火葬とすることが公表されていますね。
一般的には殯が行われることはありませんが、
皇室の中でも伝統を継承しつつも、新しい時代に合わせて変化させていく動きが出てきています。
殯の精神は受け継ぎつつも、時代にあわせていくことが求められているのでしょう。
そして 意外に知られていない事がまだあります
かつて 天皇の棺を担ぐことが出来るのは ごく限られていたのです
そして その一族が住んでいる特別の場所が日本に存在しているのです。
一体この人たちは誰??????????
この話は???????
明日へ続く、、、、、。