EXECUTIVE BLOG
2022.11.15
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは
佃煮で有名な佃は 江戸時代は犯罪人の更生施設があった人足寄せ場だったと言う話でした。
今日は 何故佃が佃煮で有名になったのか?? の話に進まなければなりませんが
その前に 少し、、、、、。
佃煮は甘辛く小魚などを煮付けた料理ですが、
似たような調理法・味・見た目の料理もあります。全て佃煮と言うのかと思っていましたが素材や製法で色々違うのだそうです。
例えばしぐれ煮ですが
しぐれ煮は佃煮の一種とも言えるそうなのですが、
たっぷりのしょうゆと千切りの生姜を加えて作る独特の味わいが特徴です。
近年では「牛肉のしぐれ煮」「あさりのしぐれ煮」なども一般的になりましたが、
もともとは「ハマグリのしぐれ煮」を指すものだったのです。
ハマグリのしぐれ煮は三重県・桑名が有名であり、徳川家康にも献上されていました。
そのため、佃煮は関東、しぐれ煮は関西というイメージが出来ています。
「しぐれ煮」という名前の由来は、江戸時代の俳人が読んだ
「神無月、降るみ降らぬみ、定めなき、しぐれぞ冬の、初めなりけり」
という和歌だとされています。
ハマグリの旬が初冬であることから、「しぐれ煮」という名前がつけられたのです。
次に甘露煮ですが
実は甘露煮の由来は、中国とインドにあるのです。
中国の古い伝説には、「甘露」という天から降る甘い不老不死の霊薬があり、
一方インドには飢えを満たして渇きを癒し、長寿をもたらして死者をも蘇らせるという蜜のような甘い霊薬の伝説があります。
この2つが合わさり、日本に伝わったものが甘露煮の語源なのです。
そのため、甘露煮は水飴や多めの砂糖を使い、蜜のように艶やかな見た目に仕上げていることが特徴です。味としては佃煮よりも甘く仕上げてあるものが多いのです。
これは、寿命が延びる甘い蜜のような美味しい料理だということを意味しているそうです。
日頃何気なく食べている料理も、歴史を知ることでより味わい深くなるものですね。
それでは
佃で 何故佃煮が作られるようになったのか???
それには 歴史的な大事件が関係しているのです。
佃煮が作られるようになったわけとは????
それは?????
明日に続く、、、、、。