EXECUTIVE BLOG
2023.2.1
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは トラックドライバーの過酷な現場の話でした。
休憩もろくにとれず キャビンで仮眠するにしても
アイドリングストップしなさいと言われたら 今時に若い人は
こんな職場で働きたくないとなってしまいます
そうなると 残るドライバーは高齢者ばかりとなってしまいます。
何十トンもある大型トラックが 街中や高速道路を走っているわけですから
ひとたび事故になりば 命に係わる大事故になってしまう可能性があります。
勿論 事故を起こそうと思って運転しているドライバーはいません。
皆 大事な商品を届け先まで安全に配達することを心がけています。
その商品は 積み込み先から積んで 納品先で降ろすのですが
納品先は その商品が納品されて消費者などに販売するわけです。
昔は ある程度の在庫を抱えて商売していましたが 今では交通網が発達しているという事で あまり在庫は持たず ジャストインでの配送を望んでいます。
これは 納品される側の企業からすれば 当たり前のことです。
在庫が増えすぎると経営を圧迫するから当然です。
それで 時間指定して 当日一番に納品してくれとの要求が強くなります。
一方の 出荷先は 繁忙期は 大量の商品を発送さえなければなりませんので
どうしても品ぞろえに時間がかかり 通常であれば夕方にはトラックには商品を積むことができても その住み込み時間が どんどん遅くなることも起きて来ます。
例えば 九州から大阪へ商品を運ぶとすると 途中休憩もいれて 10時間もあれば
ゆっくり納品先へ配達できます。
受け入れ先の納品して時間が 朝の8時だとすれば 遅くとも前日の夕方から 夜8時ころまでに出発すれば良いわけですが
この出荷時間が 繁忙期とかは どんどん遅くなり
下手をすると 夜中の12時を回ってしまう事もあるのです。
そうなるとどうなるのか?
出荷が遅くなったのだから 到着も遅くて良いのでは?とおもいそうですが
そうはいかないのです
納品先は その商品の到着を待って 次のお客様への納品などがあるので
万が一遅れた場合は スーパーなどの開店時間に間に合わず それが消費者へ
迷惑をかける事になるので 絶対にあってはならないのです。
という事は 時間通り納品するためにはどこにしわ寄せが来るのかといいますと
これが トラックドライバーに来てしまうのです。
ゆっくり法定速度で走って 途中 食事や休憩も取れていたものを全部削らなけばならない事態になります
夜の高速道路を 血眼になって 目的地へ 一分一秒遅れない為に ドライバーは
無理な運転をすることもあるのです。
このような事が続けば どこかで無理がきます、
実際 現実このような事が起きていて 大事故になっているケースがあります。
これに追い打ちをかけるような 問題が起きているのが
2024年問題なのです。
本来であれば ドライバーの働き方を改革するための政策が
逆になる恐れも出てきているのです
それは 何が問題なのか? 更には 若者に敬遠されるこの職場は
どうなるのか???
それは
明日に続く、、。