EXECUTIVE BLOG
2023.2.9
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 日本の風習がいつどのように始まったかの話で
土用丑の日に鰻を食べる習慣を流行らせたのが 平賀源内でしたが
節分に恵方巻を食べる習慣を考案したのは
大阪の大阪鮓商協同組合でした。
これが 今では節分には 恵方巻を食べなければ運がつかめないとお思わせる程に
なっていますね。
しかし きっとこれを決定する理事会でも 反対者は居たと思います。
いつの時代も 先ず出来ない事を述べて反対する人がいたと思うのですが
自分達の売り上げを上げるにはこの方法が手っ取り早いと言う意見が勝ったのではと思います。
会議で よく反対意見や出来ない理由を述べる人がいますが
そんな時 私は 反対するなら代案を出せと 言っています
代案もないのに なんでも反対では 物事は一向に進まないと思うのです。
で 今日は
この恵方巻と言う習慣が その後一気に広まった理由についてです。
いまでは 節分が近づくと テレビでもCMが流れ 運をつかむためにどこに
買いに行くかといいますと
身近にある コンビニですね
そうなんです コンビニで手軽に買えるようになって 一気に恵方巻は全国に拡大しました。
コンビニでの節分巻き寿司販売というと、セブンイレブンをイメージする方が多いのではないでしょうか?
私が良く行くセブンにも節分の時は大量に売っていました。
実は節分巻き寿司の販売は、ファミリーマートが最初に始めたそうです。
昭和58年に大阪府と兵庫県での発売だったと言う事です。
一方、セブンイレブンが販売を開始したのは、平成元年のことのようです。
その後平成10年に全国販売を開始し、ローソン、ファミリーマート、am/pm、サークルKサンクスも乗り遅れまいと次々と全国販売を展開したことで
多くの人が求めやすくなりました。
コンビニが販売拡大の原因だったと言う事になります。
現在コンビニで販売されている「恵方巻き」は、
元々「節分の巻き寿司」や「幸運巻き寿司」と呼ばれていました。
その後、丸ごとかじることから「丸かぶり寿司」とも呼ばれるようになります。
「恵方巻」という名前は、平成元年のセブンイレブンでの発売で初めて登場してるようです。
とある1店舗の個人オーナーが、
節分巻き寿司を大阪の「縁起のいい風習」として紹介し、商品名を「恵方巻」としたのですが、その後、節分巻き寿司は恵方巻として定着していく事になります。
恵方巻には仕掛け人がいましたが その後のコンビニ戦略と このネーミングが
消費者受けしたのでしょうね。
後から考えれば 簡単な発想だと思うかもしれませんが
それが 中々出てこないものです。
ですから 私がいつも言っているように
常に頭を柔軟にしておかなければ と思うのです。
今回は 恵方巻の風習についてですが
他にも 日本の風習があります
それらの話は
明日に続く、、、。