EXECUTIVE BLOG
2023.2.20
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 東京駅前に建てられている 愛の文字が書かれた台座に
大空に両手を広げている銅像の話でした。
この銅像の建立の意味を知らず 私も意識もせずに この前を歩いていましたが
その意味を知ると
そこには悲しい物語があったことを知ることになったのです。
ここに書かれていた文字の愛の意味には
国を愛し 家族を愛した人たちの気持ちが籠っていたのです。
日本が戦争に負けて
その後 戦争責任を裁く 極東軍事裁判が行われました。
ここで 7人の戦争指導者と言われた人が 絞首刑の判決を受けて
その後死刑に処せられたことは 多くの国民も知っていました。
彼らは A級戦犯と呼ばれていました。
日本を戦争に導いた犯罪人として
それまでのメディアは 英雄と扱っていた彼らを 一斉に大犯罪人として糾弾したのです。
この陰に隠れるように 同時に BC級裁判というのも行われ
多くの兵士が処刑されました。
その多くは 人を愛し 平和を愛していたのですが 上官の命令により
捕虜を虐殺した罪に問われたのです。
裁判では 人の命を守るために 上官の命令に服してはいけないと言う様な事が
法廷で問われたそうなのですが
この罪を問うている 戦勝国である連合国自体 命令は絶対で命令違反は軍法会議で
厳罰に処せられていました。
命令を聞かなくて良いと言うこと自体 軍隊ではあり得ませんし それが戦時であるならばなおさらそうです。
ですから この裁判自体が後に復讐裁判だったと言われているのです。
ある処刑された兵士は 捕虜に木の根を食べさていたと罪に問われました
そんなものを捕虜に無理やり食べさせるとは言語道断だと言われたのです。
しかし よく調べてみますと
その兵士が 捕虜に与えていたのは 木の根っこではなく 牛蒡だったのです
今でもそうですが 当時の日本人は 食糧事情という事もあり
ごぼうは 普通に食していました。
外国にには このような食材がないので 土まみれの木の根を食べさせたと映ったのでしょう
この兵氏も まともな食糧が自分にも与えられていないなか
少しでも何か食料を与えようとして 自分のおかずであった ごぼうを与えていたのですが これが 虐待と取られてしまい 死刑にまで処せられてしまったのです。
なんとも理不尽なと今では誰もが思いますが
そんな 意見は 敵国が裁く裁判では 通用しません。
そんな 理不尽な思いをした元兵士たちの思いが この銅像には秘められているのですから
手を合わさずにはおられませんね。
昔 私は貝になりたい と言う映画があり 当時はフランキー堺が演じ
その後 中居君や 中村獅童が主演でドラマ化されましたので ご覧になったかたも
多いかと思います。
この主人公は 平和に散髪屋さんを営んでいましたが 一枚の召集令状の元
戦地に行かされ 素直であったからこそ 上官の命令にも従い 捕虜を虐待して
処刑されてしまうのです。
この時 この主人公が 最後に残したのは 二度と争いには巻き込まれたくない
それで 今度生まれ変われるならば 私は貝になりたい と最後に残したのです。
このような悲惨な戦争を二度と起こしてはならないと誰もが思っていましたが
現実は ロシアは侵略戦争を続けていますし
スパイ気球を飛ばす国や ロケット弾を発射する国が現実にあります
しっかり世界情勢を見極め 最後まで平和な生活を送れる努力を
1人1人が気を付けなくてなりませんね、、、。
で
この東京駅前にあるもう一つの銅像ですが
この人物こそ 平和を愛し日本発展に寄与したかたなのです。
その人は 誰か????
何をしたのか????
は
明日に続く、、、、、。