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社長&顧問ブログ

2023.2.28

渋谷に処刑場跡が??

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは

二・二六事件で 昭和天皇が激怒して

その鎮圧を命令したと言う話でした。

 

昭和の大事件も 今では遠い歴史上の出来事で

これを覚えている人は もうほとんどいないでしょう。

 

参考

https://youtu.be/SwAERWk6MtU

https://youtu.be/UNCG6hSVBKE

 

 

しかし この事件がこんな間近であったと気が付く事もあるのです。

 

それは 渋谷からNHKに向けて歩いていた時に

場所に相応しくない木札と銅像を見かけたので これは 一体なんの祈念碑なのか?

と良くみてみますと

 

そこは 二・二六事件で反乱罪として死刑を宣告された軍人を処刑した場所だったのです。

 

今では 若者の街として栄える渋谷にこのような場所があったのか、 と

あらためて思わされてしまいます。

 

しかし 当時処刑された軍人達も 今渋谷を歩いているような まだまだ若い人で

何とか 日本を良くしようと考えた人たちだったのです。

 

それを クーデターと言う暴挙に出た事が良いか悪いかは 私には判断できませんが

天皇陛下は 自分たちの味方になると信じて決起したのは 判断を見誤ったと言うしかありません

 

この事件の背景にはいったい何があったのでしょうか?

 

実は、事件の起こる6年前、金輸出解禁と世界恐慌により、

日本は深刻な不景気に見舞われました。企業は次々と倒産し、

町は失業者であふれたのです。

 

さらに農村でも農作物価格が下落し、都市の失業者が農山村に戻ったこともあり、

農民の生活は大変苦しく、

今では考えられませんが、自分の娘を女郎屋に身売りする家もたくさん出てきたのです。

 

こうしたなか、当時の政党内閣は適切な対応をとらず、

また汚職事件が続発してたのです。

 

また不景気のなか、巨大な資本を用いて財閥だけが肥え太る状況が生まれました。

これらの事で、人びとは政党に失望し、財閥を憎むようになり、

満州事変などによって大陸に勢力を広げる軍部に期待するようになってしまったのです。

 

こうした国民の支持を背景に、軍部や軍に所属する青年将校たちが力をもち、

右翼と協力して国家の革新を目指すようになったのです。

 

実際、過激な計画や事件が続発していきます。

クーデターによる軍部内閣の樹立を計画する陸軍青年将校を中心とする桜会と言う組織が出来たり、

現役の犬養毅首相を暗殺(五・一五事件)した海軍青年将校、

一人一殺を標榜して財界人を殺害する右翼の血盟団などの過激的な組織が活動を活発にしていました。

 

ちなみに、当時の陸軍には「統制派」と「皇道派」という2つの派閥があり

こちらは こちらで 激しく 内部抗争を続けていたのです

この結果 どうなって行くのか????

 

 

明日に続く、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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