EXECUTIVE BLOG
2023.8.29
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 和食のメニューでよく見かける 松竹梅の話でした。
最初に使われだしたのが 寿司屋ではなく どうも鰻屋だったと言う事もあり
もしかしたら この妙手を考えたのは 天才奇人の平賀源内ではないかと
勝手に思っています。
彼は 科学だけでなく マーケティングにも長けていて名コピーライターでもあるのです。
この天才が 最後は惜しい亡くなられ方をするのですが
この話は 又後日と言う事で
今日は 何故 松竹梅が縁起が良いのか??? と言う話になります。
松竹梅という言葉の元は、
歳寒三友と呼ばれる画題が日本の平安時代に入ってきたのが始まりであると言われています。
元となる歳寒三友にはめでたい物という認識はありませんでしたが、
日本では松竹梅として時間を掛けて広まっていく内に
「縁起の良い植物の集まり」として、
おめでたい物という認識がなされるようになってきたそうです。
では 何故 これが縁起が良いと言われるようになったのかですが、、
先ず松が縁起ものとされたのは
平安時代の宮廷儀礼である「小松引き」が発祥であると考えられています。
この「小松引き」とは正月最初の子(ね)の日に野に出て、
若い松の木を引き抜いてくる貴族の遊びの事だそうで、
この行事が長寿祈願のものとして変遷していき
この事が起因して、現代でも門松が正月に飾られるようになったと言う事です。
松は岩場や海岸沿い等、他の樹木が生育するには厳しい環境でも育ち、
常緑樹なので冬になってもしっかりと青い葉を茂らせて、
また樹齢も200年から450年程と長いので、長寿の象徴とされてたのです。
常緑で年中青い葉を茂らせる生命力の溢れる松の木は、
神様が地上に降りてきた際に宿る場所であると考えられており、
ほとんどの神社に植えられているのはこういう理由があったからなのですね。
そしてこの「松」という木の名前の由来は
「神を”待つ”」という所から来ていると言われているそうで、
その事で神聖な物としても大切にされてきたと言うわけです。
松が縁起が良いと言う理由はこれで分かりましたが
では 竹と梅は何故縁起が良いのか????
は
明日に続く、、、。