EXECUTIVE BLOG

社長&顧問ブログ

2024.1.10

眠り猫

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは日光東照宮の彫り物にある 三猿の話でした

実は これは 孔子の教えからの彫り物で 本来であれば四猿だったのです。

 

色々な思惑から 三匹の猿に落ち着かせたのだと思います

それを決めたのが誰だったのかにも興味が湧く所ですが

その話は 又と言う事で

 

本日は もう一つ有名な 彫り物である 「眠り猫」についてです・

 

多くの方が 日光東照宮に観光で訪れた時に 先ほどの 「見ざる言わざる聞かざる」

の猿の彫り物と 「眠り猫」の彫り物は見ていると思います。

 

これらの彫り物を興味を持って見る事で色々な事が分かるのですが

 

眠り猫には どのような意味が隠されているのでしょうか???

 

眠り猫は三猿と同じく、社殿の木彫像のひとつです。

日光東照宮の東西回廊において、東回廊にある奥社へ続く潜門の梁の上に彫られています。

この眠り猫は、左甚五郎という方の作だという伝承があります。

 

日光東照宮の中で重要な場所に配置された彫刻には意味があると言われており、

この眠り猫の彫刻の裏側には実は、二羽の雀が竹林で遊ぶ様が彫られているのです。

なかなかそこまで ご覧になる方は少ないのではと思いますが、、、、。

 

竹林で猫が雀を追いかける絵は、中国の北宋時代から描かれており、

禅宗の文化とともに日本へと渡来していたのです。

 

この絵画にもよく描かれたその絵とは正反対の図が眠り猫なのです。

では 何故追いかける猫ではなく 眠っている猫なのか???

にも興味が湧きますね、、。。

 

これは猫が寝ているからこそ、雀たちは穏やかに遊ぶことが出来る平和な世界が広がっている、という示唆ではないかと言われているのです。

そうしてみると 奥深い話だと言う事になります。

 

と言う話が表にある話なのですが

 

実はその裏の話もある事をご存知の方は少ないかもしれません

 

実は この眠り猫 実はねておらず 狸寝入りをしているのでは?? と言う説もあるのです。

 

狸と言えば想像できるのが 徳川家康ですよね

 

寝たふりして実は 諸藩の動向を見ているのだぞ! と

万が一不穏な動きがあれば 即座に取り潰すぞと いうメッセージが

裏に隠されているのではとも言われています。

 

実際 徳川の幕府の政策をみてみますと この考え方が妥当ではと思ってしまいます。

 

それを裏付けるのに

実は 家康は、、、、、

の話は

 

明日に続く、、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

次の記事へ