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社長&顧問ブログ

2024.7.25

楼門

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは 浅草寺の話で 山門にぶら下がっている 雷門の提灯は

多くの人が目にした事があると思います。

 

今の大提灯は 松下幸之助が寄贈したと言う話でした。

 

何故松下幸之助が寄贈した? の詳細についても書かなければなりませんが、

 

私は ずっと あの門の奥は 寺ではなく神社とばかり勝手に思っていました。

 

しかし よく考えてみますと 提灯は鳥居に吊るされているのではなく

山門に吊るされているわけです。

 

そもそも お寺は山にある事が多いので 山門と言うのだそうです。

 

いろいろ興味を持ってみると 面白い事が次々に分かってきます。

その山門の奥にあるのが 浅草寺ですね

正式には 金龍山浅草寺と言う様です。

 

そうなると また 興味を持ってしまうのが そもそも金龍山ってなに??

です。

 

浅草は見ての通り 平地にあります

そこに金龍山と言う山でもあったのか????と思いますね

 

そうやって 興味を持ちながら なんでも見て行くと 観光も楽しくなりますよ、

 

浅草にあるから 浅草寺だと 思うのではなく

何故 ここに浅草寺が出来たのか?? そして それを 何故 金龍山と呼ぶようになったのか?? と奥へ奥へ興味を募らせることで 色々な事を発見することができます。

 

浅草寺に伝わる話として、そこに観音さまが現れたと言う日に、

一夜にして辺りに千株ほどの松が生じ、3日を過ぎると天から金の鱗をもつ龍が松林の中にくだったと記されているのです。

この瑞祥が、後につけられた山号「金龍山」の由来となったそうです。

 

しかし その話は 実際にあったのかどうかは、皆目分かりません、

後日談で 誰かが たいそうな話をしたところ それが伝承されたのでしょうね、、

 

そもそも 山門とは 何か? を知っておかなければなりませんし

それを知っていれば 私が勘違いしたように

雷門の奥には神社があると思うはずがなかったのです。

 

お寺の入り口の事を山門と言うのですから、、、。

 

 

では 神社にも同じような門があります、

が それは 山門とは言わないのですよ、、。

 

お寺は山と考えています。だからほとんどの場合「○○山○○寺」といいます。

なので山門なのですが、

 

神社の場合は「楼門」と言うのです。

 

「楼」は高い建物や櫓の意味です。

ですから門の上に建物が乗っているような、あるいは上に人が立って見渡せるような門は全て「楼門」と言う事になります。

私が日頃東京で参拝している 根津神社には 立派な楼門があります。

 

柱だけで上に人が乗れないのはただの「門」と言う事になります。

 

そして楼門の両脇に神像などが飾ってある場合を

「随身門」あるいは「随神門」といいます。

 

随身というのは平安の頃貴人の警護のために前を歩く武士の事で、家に居るときは門前で警護していたわけです。

お寺にある仁王さんも神社の神像も警護のために居るのですから随身門で、

神様の場合は特に「身」を「神」に換えて随神門と書くのですよ。

 

ただ 雷門をよく見ると 左右にあるのは 風神と雷神dすね

そうなると お寺ですが 随身門ではなく 随神門になるのでは???

と思ってしまうのですが、、、、、

 

それは 浅草寺と浅草神社に関係するのか????

 

なかなか 浅草ネタから 離れられなくなりました、、

 

明日は

どのような話に続くのか?????

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

 

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