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社長&顧問ブログ

2024.7.31

少女の恋が大火事の原因

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日は 江戸の三大大火事の中でも 最大と言われた

振袖火事の話しでした。

 

この火事で 東京本郷の 吉祥寺あたりの住人が

なかば強制的に 武蔵野の今の吉祥寺に移住させられたと言う話でした。

 

移住された人々は 昔の吉祥寺を忘れる事が出来ず 新しく住むこの場所を

吉祥寺と呼ぶことにして それが 今に続いているのです。

 

ですから 今の吉祥寺には 吉祥寺と言うお寺はないのです。

 

で 火事と言えば 火消と言う事で

幕末活躍した 新門辰五郎の話しへと進まねばなりませんでしたが

 

江戸最大の火事と言われる 振袖火事って何なんだ?と思う方も多いかと

思います。

 

振袖が燃えたくらいで 大火事になるわけがないと思いますね、、、

 

この振袖火事とは ある失恋の話から このように大火事になったのです。

失恋位で 江戸を焼き尽くす大火事にするなんてもってのほかとおも思いますが

 

その 悲しい物語とは? に興味が湧いてきますよね、、

 

この明暦の大火、いわゆる「振袖火事」には、たくさんの逸話が残されているのです。

火事の原因とされる問題の振袖は、娘の死んだ棺に入っていたものだとか、

事の発端となった上野の花見で娘が着ていたものだとの説があるのです。

 

その中の一説としてあるのは、

浅草諏訪町の大増屋十右兵衛の一人娘、お菊は上野の花見へ行った帰りに、

寺小姓の美少年にひとめぼれをしてしまったというのです。

それからというもの、お菊は食事ものどを通らず、寝ても覚めても寺小姓を想う日々でした。

ある日、お菊はせめてもの慰めにと、

かの美少年が着ていたのと同じ模様の振袖を作ることにしたのです。

それでも想いはつのるばかりで、ついには病に臥せ、恋しい相手に会うこともできず、

明暦元年1月16日、16歳の若さでこの世を去ってしまうのだったのです。

そしてそれから

娘の気持ちを憐れんだ両親は、お菊の棺に振袖をかけて、本郷丸山の本妙寺に葬ったのです。

しかし あろうことか法事が済むと、その寺の住職はお菊の振袖を古着屋に売ってしまったのです。

こうして振袖は持ち主を変えながら次々と不幸を運んでいくことになると言うことになるのです。

 

まず

死んだお菊の振袖を最初に手に入れたのは、本郷元町の麹屋吉兵衛の娘、お花と言うひとでした。

 

お花は、古着屋で見つけたこの振袖に心を引かれて両親に買ってもらったのでした。

 

しかし翌年、なんと言う事か、この娘さんはお菊と同じ1月16日に16歳で病死してしまったのです。

お花の葬式は再び本妙寺で執り行われ、これまた振袖が寺に納められたのです。

 

法事が終わりと 又住職は振袖は再び古着屋に売ってしまいます。

それが、今度は中橋の質屋伊勢谷五兵衛の娘にわたるのですが、

なんとも、彼女も2人の娘と同じく翌年の1月16日に16歳で亡くなってしまうのです。

 

まったくもって世にも不思議な物語です。

 

多少話は 脚色されてしまった説かもしれませんが

 

この奇妙な話が 何故 大火事と結びつくのか????

 

その話は??????

 

明日へ続く、、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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