EXECUTIVE BLOG
2024.9.27
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは
満月の話から 狼男の話しになりました。
吸血鬼ドラキュラやフランケンシュタインの怪物と並んで、西欧の三大モンスターのひとつとも言えるのが「狼男」ですね。
満月の夜に、月の怪しげな光を浴びて人間から狼男へと変身する凶悪な獣人です。
まさにヨーロッパを代表するモンスターですが、それではこの狼男はいったいいつどこで生まれたのか? が 今日の話しとなります。
狼男というのは、人間から狼または狼と人間が合体した姿へと変身する「獣人」です。
獣人は世界各地の伝承に現れ、現代ではファンタジー小説、ライトノベル、アニメやゲームなどにも登場する、獣の姿や特徴を持った人間のことを指します。
人間が完全な狼の姿に変身してしまった場合には、それを獣人と呼ぶべきなのかは良くわかりませんが、広い意味では獣人のうちの一種ということになるのでしょうね、、、。
ちなみに人間と合体した姿を持っていたり変身したりする獣には、
狼のほかにも猫や猿、牛や馬、魚やトカゲから龍に至るまでじつに様ざまです。
遥か古代ではエジプトの神々には多くの獣神がいました。
写真でも見た方いるかと思いますが、
例えば天空と太陽の神「ホルス」は隼の頭と人間の身体を合体させた姿で描かれますし
ギリシャ神話に登場する怪物のミノタウロスは、
牛と人間から生まれた牛頭に人間の身体の怪物です。
又
日本でも「烏天狗」などはカラスの頭と人間の身体が合体していますから、
これも獣人といえるのではないでしょうか??
ただ狼男の場合は、こういった動物や獣と人間との合体という形態でありつつ、
人間に獣が憑依したと言う事になります。
人間に獣が憑くという伝承は世界各地にあって、
ヨーロッパでは狼のほか犬や牛、クマも憑き、アフリカではハイエナ、
インドや中国では虎、中南米ではジャガー、
そして日本では狐憑きで知られるようにキツネが人間に憑きます。
このように世界各地で古代から様々な獣、動物が人間に憑いて「獣化」したわけですが、そのなかでもどうして狼憑きが怖れられ、凶悪なモンスターへとなっていったのでしょうか?
と書いているうちに
何故 日本は狐なのか????と別な興味が湧いてきました
明日は
狼の話しか? それとも 狐か?????
に
続く、、。