EXECUTIVE BLOG
2024.10.31
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日まではハロウィンの話しでした
いよいよ今日がハロウィンです。
各地で御祭り騒ぎが行われるのでしょうね、、、
このハロウィンは元々ケルト人の宗教的行事であり、
私はキリスト教の伝統行事かと思っていましたが、実は異教的なものだったのです。
ただ、ハロウィンとキリスト教が完全に無関係かと言うと、
そういうわけでもないようです。
なぜなら、ハロウィンはカトリックによって利用され、キリスト教の文化に取り入れられたという歴史があるのです。
かつてカトリックのトップであるローマ教皇は異教徒たちをキリスト教に改宗させるためには、どうしたらいいだろうか? と考えており
その時出たアイデアが
異教徒の祝日や慣習をキリスト教に取り入れてしまおうと言う 作戦だったと言うのです。
こういう事がって、
10月31日のハロウィンに合わせて、11月1日に聖人たちを祝う日が導入されたと
言う説があります。
この祝う日の事を万聖節と呼び 諸聖人の日、全殉教者の祝日としているのです。
現在でも、ポーランドなどカトリックの信徒が多い国では、国民の祝日として定められているようです。
ローマカトリックが 信者を増やすための手段として ハロウィンを利用したと言うのは
面白い事だと 感心してしまいます。
日本でハロウィンと言うと
忠犬ハチ公像の周辺が封鎖されたりスクランブル交差点に厳戒態勢が敷かれたりと若者による迷惑行為が警戒されていますが、
そもそも渋谷ハロウィンはどういう流れで生まれたのでしょうか?
SNSでは「若者が勝手に集まった」とか、「いやその前に行政が集め始めたんだ」などの意見が出ていますが、実際のところはどうだったのかと言いますと
地元商店街が秋の祭りにして人を集めようと仮装パレードを始めたことがきっかけのようです。
どうも、1980年頃に地元の商店街や企業が「街の秋の名物行事にしたい」という考えから仮装パレードを開いたことのようです。
我が福岡もほぼ同じ時期には、福岡・天神でも「天神ハロウィン」というイベントが行われていました。
これからしますと 日本では 1980年くらいからハロウィンが定着したと言えるのでは
と思います。
そうは言っても そもそも 日本で最初に仕掛けた人がいるはずですよね、、
調べて見ましたら 仕掛け人は神戸市にある洋菓子メーカー、モロゾフだったようです。
「モロゾフの歩み」の中で、1976年に「ハロウィーン展開の開始」と明記されていて
この頃からハロウィンキャンペーンをスタートしていたのです。
たまたまでしょ、と思うかもしれませんが、
モロゾフは「先見性」のある菓子メーカーとして知られており、
1933年に日本で初めてピロシキを発売したり、
1936年には英字新聞『ジャパンアドバタイザー』に日本で初めてバレンタイン広告を掲載しているのです。
日本にバレンタインという風習を広めたのは、森永だ、伊勢丹だと諸説あるようですが、実はモロゾフが「仕掛け人」だという説が本当のようです。
そんなモロゾフ自身は自分が仕掛け人とは考えていなかったかもしれませんが
日本には 今まで ない風習を流行らせるようになったのですから凄いですね
後は それを真似して 色々付け加えれよいだけですから
モロゾフも 当時の担当者が誰だか分かりませんが
ハロウィンを言い出した時に 当時の上司や重役たちから そんなことやったって
とかなり否定的な意見も出てたのではないかと思います。
最初に打ち出すにはかなりの勇気と努力が必要だと言う事は
私自身毎日身に染みています、、、。
でも 最初に事を起こす事は非常に楽しいです
今 進めている 聴き酒と言う文化も なんじゃそれ?と言われそうですが
きっと花開く時が来るとおもい頑張っています。
と言う事で 今夜はハロウィンで各地は盛り上がるかもしれませんが
くれぐれも周りの迷惑にならないように願っています。
で 今日でハロウィンは終わり
明日は 東海道57次の話に戻れるか???