EXECUTIVE BLOG
2024.11.10
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 日本で一番古い書物である 古事記の話しでした。
古事記と言えば 日本書紀と言う古い書物もありますね
一体 どちらが古くて どんな違いがあるのか??? と思いますね、、、。
古事記と日本書紀が書かれた時期は、ともに奈良時代なんですよ。
古事記・・・和銅5年(712年) 日本書紀・・養老4年(720年)
に完成しています。
つまり、編纂時期には8年の開きがあり、古事記の方が古いことになります。
古事記と日本書紀では、諸説あるものの執筆された意図が違うとされているのです。
古事記は日本の歴史を日本人に知ってもらうために執筆されており
日本書紀は日本の歴史を外国に知ってもらうために執筆されたと言われているようです。
このような意図の違いにより、執筆方法も大きく異なっています。
日本書紀は主に現在の中国に向けて書かれているため当然漢文で書かれています。
しかし古事記はそうではなかったのです。
実は古事記が書かれた頃の日本ではまだ現在の平仮名は存在しておらず、
日本語を書くことが出来ませんでした。
つまり話し言葉としての日本語はあったのですが、
書き文字としての日本語が存在しておらず漢字しかなかったのです。
そんな中、とても画期的な手法が編み出されたのです。
例えば
『あ』と読ませたい部分は漢字の『阿』を当てるとか
『か』と読ませたい部分は漢字の『加』を当てるとかです。
つまり漢字の音のみを繋げて、文章を構成しているのですよ。
現代の暴走族とが使う例えば『夜露死苦』を『よろしく』と読みませてますよね、
そんな感じだと言う事になるのです。
このような変体漢文が後の万葉仮名となって平安時代頃に平仮名が成立し現在に至る事になるのです。
と言うことで どちらが読みやすいかといいますと 古事記の方が 堅苦しくなく
読みやすいのですが
私なんかは どちらも感じだらけで 読む気にはなりませんね
しかし 現代は有難い事に 現代語訳の本が出ていますので
先ずは古事記からチャレンジしてみては如何でしょうか?
この 古事記 日本書紀を経て 清少納言などに繋がる事になるのです
話しは どんどん逸れてしましましたが
明日は 清少納言に行きつくのか?明治天皇になるのか????
それとも ずっと前の 新門辰五郎の話しか、、、、、
は
明日に分かります、、、。