EXECUTIVE BLOG
2024.12.28
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは クリスマスに関する話でした。
何故クリスマスは 12月25日なのか? 何故クリスマスツリーがあるのか?
クリスマスとサンタクロースの関係は? など
普段は当たり前の事でも 興味を持つことで 色々な歴史や文化の背景を学べて
面白いと思います。
常識に囚われず何にでも興味を持つことで 頭が固くならずに済み
柔軟な発想が生まれてくると思います。
で
一旦クリスマスネタは 終わりで、、、、
そろそろ 大晦日から新年に向けての話にしたいと思います。
正月を迎える準備が 各地や各方面で進んでいますが
一般の方の準備としては 年賀状書きがあるとおもいます。
正月には年賀状を送るものだ が常識ですが
この年賀状が 一体いつから始まって 日本に根付いたのかをご存知方は
少ないかもしれません、、。
実は、年賀状を送る習慣は非常に古く、平安時代にさかのぼるのです。
平安時代の学者である藤原明衡が作った文例集『庭訓往来』には正月の挨拶の文があり、
これが現存する最古の年賀状といわれているのです。
先日も書きましたが 平安時代は400年も続いており
この時期に 日本の文化が大きく発展していますね
年賀状も 日本文化の一つとして 今なお根付いています。
庭訓往来の庭訓とは、
『論語』季子篇の中にある孔子が庭を走る息子を呼び止め詩や礼を学ぶよう諭したという故事に因み、父から子への教訓や家庭教育を意味するそうです。
ここに手紙の書き方等の教えもあったようです。
この文例には、
「春の始めの御悦び、貴方に向かってまず祝い申し候」という言葉が書かれています。
この頃から年の初めにお世話になった人や親族の家をまわって挨拶をする
「年始回り」という習慣が広まったようです。
年賀状自体は まず字が書けなければ始まりませんので
平安時代からは 多分 貴族を中心に行われていたのではと推測されます
それが江戸時代になると、寺子屋での読み書きが普及される事になり、
武士だけでなく庶民の間でも手紙のやり取りが一般的になって行ったようです。
この時代から、年賀の書状はより身近な存在となったと言うわけです。
そして町飛脚の登場により、飛脚制度が整備され、
新年の挨拶を書状で代行する文化が根付きだしたのです。
しかし まだ この頃は飛脚を利用しての書状でしたが
これが 明治維新以後大きく変わって行くのです
その話しは
明日へ続く、、、。