EXECUTIVE BLOG
2025.1.3
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは お正月の鏡餅の話しでした
餅つきの儀式は 古く平安時代からあるそうで
日本文化の基礎の多くは 平安時代にあるのではと思いますね、
で 通常年末に餅つきを行いますが
正月にも餅つきを行います
それは 何故か?? が今日の話しです。
お正月(1月)に餅つきをする由来は、これも又平安時代にさかのぼるのです。
これは、歯を固めて一年を健康に過ごせますようにとの願いを込めた「
歯固めの儀」の為との説があります。
つまり「お正月の餅つき」は、お雑煮に入れて食べるお餅を作るためにおこなうのですね、
「神聖なお米で作った縁起のいいお餅を食べることは、神様の力を分けてもらえるとの意味がある」といわれているのです。
「歯固めの儀」とは、
お正月に一年の健康や長寿を願い、餅・大根・串柿・かぶ・するめ・昆布などの固いものを食べて歯を固める儀式のこをいうそうです。
「齢」という字には「歯」という文字が入っていますね、
これは「歯」→「年齢」→「長寿」という願いを意味しているといわれているんですよ、、、。
それから、お餅の形には「丸」と「四角」がありますね。
皆さまの地域は どちらでしょうか??
一般的に東日本は「角餅」、西日本は「丸餅」でだそうですが
その境目は 名古屋辺りではと聞いた事があります 両方とも食べているのでしょうかね??と 興味が湧きます。。
ただし、本来はお餅の形は丸形だったのですよ、
丸餅は縁起が良いとされていて 円満を表しているからだそうです。
お餅を平らに伸ばして切り分ける四角の「角餅」が誕生したのは江戸時代からだそうです。
その理由は、運搬しやすいからだとされています。
言われてみれば その通りですから やはり江戸人の考える事は合理的ですね、
それから 正月には「お雑煮」を頂きますね
これは神様のお供え物を食べたことから始まったとされているのです。
お雑煮に入れる具材は「その年の実りと幸せをもたらす」と言われています。
歳神様のお供え物の「鏡餅」「農作物」「海産物」を使い、
「若水」(新年最初に汲んだ水)と「新年最初の火」で煮込んで食べたことが由来です。
また、お雑煮に使う餅は鏡餅ではなく、
新年の餅つきで作ったお雑煮用の餅を「歯固めの儀」で食べるのですが
現代では境目がなくなっているかもしれませんね。
それから 今ではあまりご存知ない事かもしれませんが
鏡餅を調理する時に包丁などの刃物を使うことはご法度なんです、
つまり包丁は使わないでと言う事なのです。
その理由は、武士の切腹を連想させることから縁起が悪いとされていたのですよ。
では どうやって切るのか???? と思ってしまいますよね、
実は木槌を使って鏡餅を割ってから調理するのが正しい調理方法なんですよ、、、
包丁で切る所しか 私は見た事がなかったのですが
乾燥して固くなると 木槌で叩くとちゃんと割れるそうですよ、
だから 鏡開きと言って 鏡餅切とは 言わないのでしょうね、、、
ただし 現代では 切り餅自体が売ってますが これは 工場の大きな裁断機で
切っているはずですが
これは 縁起悪くないのか? 問い合わせして見たところ
今では 武士などいないから 現代風にアレンジして良いのだと言うことでした、、
しかし このように 時代の進化と共に文化も変化してしまうと思うと
なんとなく 悲しくなりますね、、。
明日は なんの話になるのか???