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社長&顧問ブログ

2025.2.1

皇室との縁談

高光産業株式会社

妹尾八郎です。

 

昨日までは ハワイのカメハメハ大王が作った法律の話しでした。

 

今日は

「ハワイ王国と日本皇室の幻の縁談」 から、

そこから始まった 日本人移民の歴史 についての話になります。

 

もしこの縁談が実現していたら、ハワイと日本の関係は まったく違ったもの になっていたかもしれません。

しかし、歴史は別の道を選びました。

結果的に、日本人移民がハワイへと旅立ち、日系ハワイアンの文化が生まれることになったのです。

19世紀後半、ハワイは西洋列強の影響を受けながらも、独立を保っていました。

しかし、アメリカの圧力が強まり、ハワイ王国は存続の危機になっていくのです…。

 

そんな中、ハワイの 第7代国王カラカウア王 は

「日本と強い絆を結べば、ハワイの未来を守れるのでは?」

と考えたのでした。

 

では 何故彼はそう考えたのか??? ですが、、、、、、。

 

 

ハワイ王国最後の国王となったのはデイヴィッド・カラカウアです。

彼は、ハワイの未来を守るために日本との強い関係を築こうと考えました。

でも、なぜハワイの王が遠く離れた日本に目を向けたのでしょうか?

そこには、当時のハワイが直面していた厳しい現実と、カラカウア王の先見性があったのです。

19世紀のハワイは、欧米列強の影響がどんどん強まっていました。

特にアメリカの影響力は絶大で、

白人系のプランテーション経営者たちが政治的な力を持つようになり、ハワイ王国の主権が脅かされていた のです。

 

この時にカラカウア王は「ハワイの独立を守るにはどうすればいいか?」と考えたのでした。

そこで彼が目を向けたのが、 アジアの強国「日本」 だったのです。

そう考えたカラカウア王は1881年、日本を公式訪問しました。

このとき彼が持っていたアイデアは2つありました。

ハワイと日本の王家を結婚させる(王女との政略結婚)

ハワイに日本人を移民として招き、欧米の影響力を抑える

の二つです。

当時、日本は明治維新を経て急速に近代化し、欧米に対抗できる力を持ち始めていました。

カラカウア王は「日本と手を組めば、ハワイはアメリカの影響力から逃れられるのでは?」と考えたのです。

それで

カラカウア王は、明治天皇に 「日本の皇族とハワイ王家の結婚」 を提案したのでした。

もしこれが実現していれば

ハワイは日本の強力な庇護のもとで独立を維持できたかもしれませんね。

 

しかし、日本政府はこの提案を慎重に検討したものの、最終的には実現しませんでした。

当時、日本も国際社会での立場を考え、欧米との関係を悪化させたくなかったのです。

その後

カラカウア王の努力もむなしく、 1893年にハワイ王国は白人勢力によってクーデターを起こされ、事実上崩壊してしまったのです。

そして、その後、1898年にはアメリカに正式に併合されてしまったと言うわけです。

 

もし日本との同盟が成立していたら、ハワイの運命は変わっていたのかもしれませんね、、。

 

カラカウア王の夢は実現しませんでしたが、

彼が築いた日本とのつながりは、今日のハワイにも深く影響を与えています。

実際に、彼の時代に始まった 日本からの移民 によって、多くの日系人がハワイに定住し、現在もハワイ文化の一部となっています。

カラカウア王は「日本と強い絆を結ぶことが、ハワイの未来を守るカギになる」

と信じていました。

たとえ彼の計画が実現しなかったとしても、

そのビジョンは、今のハワイの多文化共生の礎となっているのかもしれません。

 

日本の皇族との縁は出来ませんでしたが

移民と言う形で絆を強めることを考えて行くのですが

 

この話は

明日へ続く、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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