
EXECUTIVE BLOG
2025.4.23
高光産業株式会社
妹尾八郎です。
昨日までは 幕末に活躍した女性の話しでした。
なかでも 新島八重は 幕末のジャンヌダルクと言われていたそうです。
彼女の物語は NHKの大河ドラマでも放送されていたようなのでご存知の方も
多いのではと思います。
彼女が 同志社の創立者の新島襄とどのように結ばれ 教育に尽くしていくかの
話しに進みたいのですが、
そもそも ジャンヌダルクとは 名前は知っているが いつの時代にどのような活躍をしたのか? を ご存知でない方も多いかもしれません、、、、
今日は うる覚えですがこの話に進みます、、、、、、
フランスの歴史において、ジャンヌ・ダルクの名は特別な光を放っていますね。
戦乱の時代、若き一人の女性が神の声を信じ、祖国の危機を救おうと立ち上がった姿は、
時代を越えて多くの人々の心を打ってきました。
では、ジャンヌ・ダルクとは、どのような時代に、
どのような活躍をし、その名を歴史に刻んだのかの話になります。
ジャンヌ・ダルクが生きたのは15世紀前半で、
まさにフランスとイングランドの間で100年戦争が続いていた時代です。
この戦争は1337年に始まり、1453年まで続きましたが、
ジャンヌが登場するのはその終盤、フランスが劣勢に立たされていたころのことでした。
ジャンヌは1412年ごろ、農民の娘として育ち、特別な教育を受けたわけでもなく、
読み書きもほとんどできませんでした。
しかし彼女には、神から声を授かったという確信がありました。
13歳のころから天使ミカエルや聖カタリナ、聖マルグリットの声を聞くようになり、
「フランスを救え」という神の使命を授かったと信じるようになったと言われています。
当時のフランスは、イングランド軍に多くの地域を占領され、王位継承も不安定でした。
王太子シャルルは王としての戴冠すらできず、
多くの人々がフランスの将来に絶望していました。
そんな中でジャンヌは、「神に選ばれた」と信じ、
シャルル王太子に直接会うために旅に出たのです。
彼女は幾多の困難を乗り越えてシャルルのもとにたどり着き、王太子に自らの使命を語ります。
不思議なことに、彼女の言葉や態度には人々を引きつける力がありました。
シャルルの側近たちもジャンヌの信念に心を動かされ、
ついには軍隊を預ける決断が下されます。
まだ17歳の少女が軍を率いて戦場に立つなど、当時ではまったく異例のことだったのです。
ジャンヌの初陣となったのが、1429年のオルレアン解放戦ですね。
イングランド軍によって包囲されていたオルレアンの町を、
ジャンヌの導きでフランス軍は打ち破ります。
この勝利はフランス全国に希望をもたらし、
ジャンヌは一躍「オルレアンの乙女」として英雄となったのです。
彼女の存在は、単なる戦術的な勝利以上の意味を持っていました。
人々に「神はフランスを見捨てていない」という希望を与えたのでした。
その後、ジャンヌはシャルル王太子をランスに導き、ついに彼の戴冠式を成功させます。
こうしてシャルル7世として正式にフランス王となることができたのです。
ジャンヌの存在なくして、フランス王室の再建はありえなかったとも言われています。
しかし、彼女の栄光は長くは続きませんでした。
翌年、ジャンヌはブルゴーニュ派に捕らえられ、
イングランド側へと引き渡されてしまいます。
捕虜となったジャンヌには、異端審問という形で裁判が行われます。
裁判は政治的なものであり、ジャンヌを危険な存在として葬り去るためのものでした。
彼女は「神の声を聞いた」という信仰を否定するよう迫られ、さまざまな尋問を受けますが、最後まで自らの信念を曲げることはありませんでした。
そして、1431年5月30日。わずか19歳の若さで、
ジャンヌは異端者としてルーアンの広場で火刑に処され、その命を散らします。
彼女の最後の言葉は「イエス、イエス」という神への祈りであったと伝えられています。
しかしその死から25年後、フランス王室の求めにより彼女の裁判は再審され、
無実が証明されました。そして20世紀に入ってから、
1920年にカトリック教会によって正式に聖人として列せられ、
聖ジャンヌ・ダルクとして今も崇敬されている事になるのです。
ジャンヌ・ダルクの生涯は、
わずか10年足らずの間に奇跡のような出来事が重なったものでした。
農村の少女が、神の声を信じて立ち上がり、国を動かし、王を戴冠に導き、
そして殉教のように命を散らす。
そこには人間の意志と信念の強さ、そして歴史の不思議さが詰まっていると感じます。
ジャンヌの名が今なお語られるのは、ただの戦争の英雄だったからではありません。
自らを信じ、神の声に従い、どれほどの困難の中でも恐れずに歩み続けたその姿が、
現代に生きる私たちにも勇気を与えてくれるからです。
ジャンヌ・ダルクは、
時代を越えて人々の心に生き続ける“奇跡の乙女”なんだと言う事なのですね、、、
で
幕末のジャンヌダルクと言われた 新島八重にも
ジャンヌの様に神の声が聞こえたのか?
そもそも ジャンヌダルクを知っていたのか?
何故彼女は キリスト教の普及の為に努力したのか?????
の話は
明日へ続く、、、。