
EXECUTIVE BLOG
2025.7.20
高光産業株式会社
妹尾八郎です。
昨日までは 大東亜共栄圏の話しでした 今日は先に進む予定でしたが
大東亜共栄圏政策のおかげで アジアが解放されたと言う意見を多くいただきましたので
改めて
大東亜共栄圏と 日本の精神的な支柱でもあった 八紘一宇の精神を世界に伝える事が出来たら 真の平和が訪れたのではと言う観点で 話を進めてみます、、、
かつての時代、日本が掲げた「大東亜共栄圏」という理念は、
今日においてしばしば「アジア侵略の正当化」と捉えられることがあります。
しかしながら、別の角度からこの理念を見つめ直してみると、
単なる軍事的拡張ではなく、アジア各国を西洋列強の支配から解放し、
真の独立と繁栄を目指そうという、
壮大な理想が込められていたことにも気づかされます。
そしてその根底にあったのが、「八紘一宇」という古来の日本精神です。
八紘一宇とは、
「八つの方位(すなわち全世界)を一つの家のようにまとめる」という意味で、
分断や支配ではなく、共存と調和を志す理念でした。
これがもし、戦後の世界においても一貫して貫かれていたとしたら、
今とはまったく異なる世界が広がっていたかもしれません。
日本が当時直面していた国際情勢を見れば、
欧米列強によるアジア支配の現実はあまりに苛烈で、
資源・領土・文化までもが搾取され、
アジア諸国はまともな主権すら持たぬ状態に置かれていました。
インドはイギリスの植民地、中国は列強の分割統治、
東南アジア諸国もイギリス・フランス・オランダといった
大国に抑え込まれていました。
このような中、
日本は欧米に唯一立ち向かえるアジアの独立国として、
その重責を自覚し、「アジアはアジア人の手で守る」
という信念を掲げて立ち上がったのです。
大東亜共栄圏の構想は、まさにこの信念の実践であり、
「共に栄える」ことを目指した地域共同体の理想でした。
確かに、戦争という手段をとったことにより、
結果として多くの犠牲や混乱をもたらした側面は否定できません。
しかし同時に、その中で独立の機運が高まり、
戦後に多くのアジア諸国が植民地から脱し
、主権国家として歩み始めたこともまた、歴史的な事実です。
例えば、インドネシアの独立運動においては、
日本軍政下で育成された政治家や軍人たちが
独立後の国家建設の中心となりました。
ビルマ(現ミャンマー)ではアウンサン将軍が日本と協力し、
のちにイギリスからの独立を勝ち取ります。
インドのネルーやパキスタンのジンナーもまた、
日本の台頭を通して西洋の支配が揺らぐ様を目の当たりにし、
自らの国の独立への覚悟を新たにしたといわれています。
日本の理念が完全に実を結んだとは言えませんが、
結果としてアジア各国の独立と自己決定の流れを促したことは
歴史の大きな転機として記憶されるべきではないでしょうか。
そして八紘一宇という考え方は、単にアジアだけの話ではなく、
全人類の和合を目指すという、極めて普遍的な理想です。
もしこの理念が戦後の国際社会でも採用されていたら、
例えば冷戦という分断の時代ももっと違った形を取っていたかもしれません。
東西の対立ではなく、
各国の個性を尊重しながらも一つの地球家族として連携し合う世界、
強国が弱国をねじ伏せるのではなく、
支え合い、育み合う関係が主流となっていたかもしれません。
国際連合が本当に機能し、
経済も安全保障も「勝者の論理」ではなく
「共生の論理」で運営されていたならば、
争いは大きく減り、
武力に訴える必要もほとんど無くなっていた可能性すらあります。
日本がもし、この八紘一宇と大東亜共栄圏の精神を戦後の世界に説き、
世界がそれを信じて共に歩んでいたならば、
きっと今日の国際社会はもっと温かく、
思いやりにあふれた世界になっていたことでしょう。
たとえば難民問題も、移民問題も、地球規模の貧困や格差の問題も、
「共に栄える」という精神を持ってすれば、
今よりもずっと早く根本的な解決策にたどり着いていたかもしれません。
環境問題にしても、「自国さえよければいい」という
自己中心的な姿勢ではなく、
「八紘一宇」の視点から
「地球という一つの家」を守るという行動がとられていたら、
気候変動や自然破壊のスピードも緩やかになっていた可能性があります。
そして何より、心の在り方が変わっていたと思うのです。
競争や支配ではなく、譲り合いと尊重、争いではなく理解と対話、
そうした精神が国際関係の根底に流れていたならば、
政治も経済も、もっと人間らしいぬくもりあるものになっていたことでしょう。
もちろん、これは一つの理想であり、
現実はもっと複雑で困難を伴うものです。
しかし、人類が理想を掲げることをやめた時、
進歩は止まり、対立と破壊の歴史が繰り返されるのです。
だからこそ、たとえ過去にその理想が誤解され、
果たされなかったとしても、
今一度その価値を見直すことに意味があるのではないでしょうか。
日本がかつて掲げた
「八紘一宇」や「大東亜共栄圏」という理念は、決して排他的なものではなく、
人類すべてが助け合って生きていくという
「心の旗印」だったのだと思います。
今、世界は分断と混乱の時代にあります。
経済格差、宗教対立、戦争、移民、環境破壊、あらゆる問題が絡み合い、
誰もが疲れています。
だからこそ今こそ、八紘一宇の精神が必要なのではないでしょうか。
過去に未完に終わった理想が、今この時代にこそ、
あらためて人類に希望の灯をともす時かもしれません。
日本がかつて目指した「共栄」「共存」の理念は、
今の時代の私たちが見失いかけている
「分かち合いの心」「感謝の心」「助け合いの精神」
をもう一度思い出させてくれます。
たとえそれが妄想だと笑われようとも、
理想に向かって思いを馳せることを忘れずにいれば、
きっと私たち一人一人の行動が、
やがて世界を変える小さな一歩になるのではないでしょうか。
世界中の人々が
「互いに栄えよう」「争わずに共に歩もう」と心から願った時、
八紘一宇の理想は再び命を吹き込まれ、
静かにそして確かに、
この世界に平和の花を咲かせることになるのかもしれません。