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社長&顧問ブログ

2025.9.23

秋分の日

高光産業株式会社

妹尾八郎です。

 

昨日までは

伊邪那岐大神の話でした。

今日は この話に続く予定でしたが

秋分の日で お彼岸だと言う事もあり

この話について、、、、。

 

秋分の日は日本の祝日の中でも自然と人との関わりが深く、

古代から続く信仰や生活習慣と結びついている特別な日です。

 

現在は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」として

国民の祝日に定められていますが、

その背景には長い歴史と人々の暮らしの中で培われた精神文化があります。

 

秋分の日は二十四節気の一つで、太陽が真東から昇り真西に沈む日であり、

昼と夜の長さがほぼ同じになる時期です。

 

この天文上の現象は古代から人々に注目され、

農耕の節目を知る目安として活用されました。

 

日本人の生活は四季と密接に関わり、

稲作を中心とした農耕社会では季節の変化を正確に知ることが大変重要でした。

そのため、春分や秋分は単なる天文現象ではなく、

自然のリズムを感じ取り、

神仏への祈りや感謝を捧げる日に位置づけられていきました。

 

秋分の日が祝日として制定されたのは戦後のことですが、

それ以前からこの日は「秋季皇霊祭」と呼ばれ、

宮中において歴代天皇や皇族の霊をまつる重要な祭儀が行われてきました。

 

つまり、古くから祖先を敬い、

その御霊に祈りを捧げる伝統が国家行事として存在していたのです。

 

戦後、国家神道の影響を排除する形で祝日法が改められ、

「秋分の日」として宗教色を薄めた形で残されましたが、

その本質はやはり先祖供養と自然への感謝に根ざしています。

 

ここで秋分の日と深い関わりを持つのがお彼岸です。

お彼岸は春分と秋分を中心に前後三日間を加えた七日間を指し、

この期間に仏事や墓参りをする習慣が広く行われます。

「彼岸」という言葉は仏教に由来し、

煩悩に満ちた現世を「此岸(しがん)」、

悟りや涅槃の境地を「彼岸」と呼ぶことから来ています。

 

太陽が真西に沈む春分・秋分の時期は、

仏教で西方浄土があるとされる西の方角と結びつけられ、

先祖の霊が浄土に渡ると考えられるようになりました。

そのためこの期間に供養を行い、先祖に感謝の祈りを捧げる習慣が定着したのです。

 

では この習慣がいつから始まったのか??

は 明日に続く、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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