EXECUTIVE BLOG
2019.7.10
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです
トラックとトレーナーの違いは大体ご理解いただけたかとおもいます。
運送は このほかにも色々種類があるのですが
ここでは省略させて頂きます。
まあ コンテナを積んだトレーナーで荷物が着くのと
普通のトラックで荷物が着くのでは どこが違うのか?
コンテナも 20フィートコンテナと 40フィートコンテナがあるのですが
当然40フィートコンテナが長く たくさん荷物が入っているのです。
先日も書きましたが これらは輸入商品が殆どで
当時高光産業に入ってくるコンテナは あるメーカーさんの缶詰を
積んできていました。
トラックの場合 運転手さんが幌を上げて 自分で積んできた荷物を降ろすのですが
トレーラーの場合運転手さんは 積んできたことを告げて伝票を渡すだけなんです。
最初のころ 荷物降ろさないのかよと 思っていましたが
運転手さんは一切手伝いません
こちらが汗だくで荷物を降ろしていても 自分は車の中で 冷房かけて涼んでいるのです
勤め始めたころは この違いが分からずに 降ろすの手伝ってよと言ったのですが
丸無視されたのです。
腹は立つのですが
これは 国際ルールで 運転手はコンテナの受け渡しまでが業務なんです。
荷物を降ろさないどころか 降ろした後の ゴミが出たコンテナの中を
こちらが掃除しなければならないのですよ。
まあ これには参りましたね。
それで 荷物の缶詰なんですが これが重いのです、
それが コンテナの中にびっしり積み込まれているのです
天井までの高さが2メートルくらいあるのですが
天井いっぱい隙間が無いくらいに積み込まれているのです。
さあ これを こちらが降ろさなければならないのですが
2メールの上にある荷物最初の分を降ろすときが地獄です
なぜかと言うと 普通には指がかからず おまけに高いのでなかなか
最初の一個が引き出せないのです。
それで 一番上段部は 本当に爪の先で ひっかけながら少しづつ手前に引き出し
三分の一ほど出たところで 指で引っ張り出し 頭の上から胸のところまで
上半身を後ろに反りながら 受け止めなければならいのです。
これが重量がありますから 失敗したらそのまま ひっくり返ってしまうほどですから
腰に異常に負担がかかります。
腰の悪い方でしたら 多分一個で動けなくなると思いますが
これが 何百個と入っているのです。
そういうことで 一つのコンテナから荷物を降ろすだけでも
とんでもない労力をようするのですよ。
最初のころは この作業をした後に 昼ごはんの お箸を持とうとすると
お箸が握れないのです。
指先から腕までが馬鹿になってしまって 感覚がなくなり 自由が利かなくなってしまうのです。
これが 毎日毎日 到着するのですから大変です。
コンテナ一つの時は何とか私一人でも降ろすのですが
これが 2台3台同時に入庫されたら作業は大変なことになります。
しかも 真夏であればコンテナの中は 周りが鉄板ですので 異常に高温になります。
それで
そういう沢山入る日は あらかじめバイトを頼もうと思い
当時 福岡大学の体育会の学生を知っていたので
彼らに6人で来るように頼みました。
1台ふつう私一人でなんとか降ろしていましたから
1コンテナ当たり3人いれば 十分だろうと考えたのです
それで 馴染みの学生に声をかけて
コンテナのバイトをしてもらおうと考えたのですが
この時 大変な事件が起きるのです!
一体何が起こったのか??
続く。