EXECUTIVE BLOG

社長&顧問ブログ

2026.7.5

四天王

高光産業株式会社

妹尾八郎です

 

昨日は、千手観音の頭に十一のお顔がある理由の話しで、

それぞれのお顔には、

人々のさまざまな悩みに寄り添い、

一人ひとりに最もふさわしい方法で救おうという、

深い慈悲の心が込められていると言う話でした、、、。

 

さて、本堂へ入ると、今度は力強い甲冑を身にまとい、

武器を持った四人の仏様が目に入りますね。

 

「ずいぶん怖そうなお姿だな。」

 

そう思われた方も多いのではないでしょうか。

この四人は「四天王」と呼ばれる仏教の守護神です。

 

では、なぜ四人なのでしょうか。

 

その理由は、とても分かりやすく、

「東・西・南・北」の四つの方角を守っているからです。

 

昔の人々は、世界には四つの方角があり、

それぞれを守る神様がおられると考えていました。

 

つまり四天王は、お寺だけではなく、

世の中全体を見守る大切な守護神だったのです。

 

四天王には、それぞれ名前と役割があります。

 

持国天(じこくてん)は東を守り、国や人々を支える守護神。

 

増長天(ぞうちょうてん)は南を守り、人々の成長や努力を助ける守護神。

 

広目天(こうもくてん)は西を守り、広い視野で世の中を見渡し、

正しい教えを守る守護神。

 

そして多聞天(たもんてん)は北を守り、多くの人々の願いを聞き、

福徳を授ける守護神です。

 

実は、多聞天は「毘沙門天」という名前でも広く知られています。

七福神の一柱として親しまれ、

商売繁盛や勝運の神様として信仰されているのも、

この多聞天なのです。

 

四天王の像をよく見ると、

一人ひとりが鬼のようなものを足元に踏みつけています。

 

「あれは悪い者をやっつけているのですか?」

そう思われるかもしれません。

 

もちろん、その意味もあります。

しかし、それだけではありません。

 

あの鬼は、

私たちの心の中にある怒り、欲、ねたみ、怠け心、慢心など、

人間が誰でも持っている弱い心を表しているともいわれています。

 

四天王は、それらに負けないよう、私たちを励まし、

正しい道へ導こうとしているのです。

 

考えてみれば、

学校にも校門を守る先生がいます。会社にも警備員がおられます。

国には警察や消防、自衛隊など、

多くの人々が私たちの暮らしを支えています。

 

それと同じように、お寺にも大切な場所を守る存在が必要だったのでしょう。

 

こうして見ていくと、

お寺は本当に多くの仏様によって守られていることが分かります。

 

山門では仁王様が迎え、

本堂では四天王が守り、

その奥では観音様や如来様が静かに人々を見守ってくださっています。

 

お寺とは、単に仏像を安置する建物ではなく、人々が安心して手を合わせ、

心を落ち着かせるための空間として、

長い歴史の中で大切に守られてきた場所なのです。

 

さて、

四天王の中でも、ひときわ人気があるのが「毘沙門天」です。

武将たちからも厚く信仰され、

戦国時代には「勝利の神様」として崇められてきました。

 

では、なぜ毘沙門天だけが七福神にも選ばれ、

多くの人々に信仰されるようになったのでしょうか??。

 

そのお話は、

明日へ続く、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

次の記事へ