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社長&顧問ブログ

2026.7.22

御神木

高光産業株式会社

 

妹尾八郎です。

 

昨日までは、「神楽殿」の話しから 番外編の神楽坂の

話しでした、、。

 

神楽は、神様へ感謝の気持ちを込めて舞や音楽を奉納する、

日本に古くから伝わる美しい文化でした。

 

そして、人を喜ばせることが、やがて自分自身の喜びとなり、

人生を豊かにしてくれることを学びました。

 

今日は、

神社へ行くと静かにそびえ立っている「御神木」の話に進みます、、。

 

神社の境内に入ると、とても大きな木を目にすることがあります。

 

太い幹。大きく広がる枝。何百年もの風雪に耐えてきた姿。

 

その木には、しばしば太い注連縄が巻かれています。

 

「あれが御神木ですよ。」

そう教えていただいた経験のある方も多いでしょう。

 

では、なぜ一本の木が、それほどまでに大切にされてきたのでしょうか。

 

昔の人々は、神様は自然の中におられると考えていました。

山にも。川にも。海にも。岩にも。

そして、大きな木にも。

特に、何百年もの歳月を生き抜いてきた木には、

特別な命の力が宿ると感じていたのです。

 

今のように高いビルも電気もなかった時代。

大きな杉や楠は、遠くからでも見える地域の目印でした。

人々はその木の下で集まり、祭りを開き、豊作を祈り、

子どもの成長を願いました。

 

一本の木が、その土地の歴史を見守り、人々の人生を見守ってきたのです。

 

私は御神木を見るたびに、一本の木の生き方に心を打たれます。

木は、自分のためだけに生きてはいません。

夏には大きな木陰をつくり、人を暑さから守ります。

雨の日には、土が流れるのを防ぎます。

鳥たちは枝に巣をつくり、小さな命を育てます。

落ち葉は土へ帰り、新しい命を育む栄養になります。

 

何百年もの間、文句一つ言わず、黙って人や自然を支え続けています。

 

そして木は、自分で実を食べることはありません。

実を鳥に与えます。人に与えます。種を未来へ運んでもらいます。

与えることによって、命をつないでいるのです。

 

その姿は、どこか人間にも重なります。

私たちもまた、一人では生きていけません。

 

 

友人に励まされ、職場の仲間に助けられ、地域の方々に見守られています。

けれども忙しい毎日の中で、そのことを忘れてしまうことがあります。

 

「あれが足りない。」「もっと欲しい。」

そんな思いに心を奪われることもあります。

しかし御神木は、何も語らず、ただ立っています。

 

それでも、その姿だけで私たちに教えてくれます。

「人は与えることで大きくなる。」「人は支えることで強くなる。」

「人は根を深く張ることで、どんな嵐にも負けなくなる。」

 

人生にも、風の強い日があります。思い通りにいかない日があります。

苦しい出来事が続くこともあります。

 

けれど、大きな木は、

風が吹くたびに根を深く張ります。雨が降るたびに、さらに強く育ちます。

苦労は木を弱くするのではなく、強くするのです。

 

人も同じではないでしょうか。

悩んだからこそ、人の痛みが分かるようになります。

失敗したからこそ、人に優しくなれます。

苦しい経験を乗り越えた人ほど、周りの人を励ますことができます。

だから人生に無駄な経験は、一つもありません。

 

御神木は、そのことを何百年もの間、静かに教え続けているのです。

私は神社へ行くと、御神木の前でしばらく立ち止まります。

 

風に揺れる葉の音を聞きます。鳥のさえずりに耳を澄ませます。

すると、不思議と心が落ち着いてきます。

 

自然は何も語りません。

けれど、

自然ほど多くのことを教えてくれる先生はいないのかもしれません。

 

次に神社へ行かれた時には、ぜひ御神木を見上げてみてください。

 

その木は、

百年前の人も見上げました。二百年前の人も見上げました。

もしかすると戦国時代の人も、江戸時代の人も、同じ木を見上げていたかもしれません。

そして今日、私たちもその木を見上げています。

一本の木は、人と人、時代と時代を静かにつないでいるのです。

 

人もまた、そんな存在になれたら素晴らしいですね。

自分だけが幸せになるのではなく、誰かに木陰を与えられる人。

誰かの心を支えられる人。未来へ希望の種を残せる人。

 

そんな人生を歩みたいものです。

 

御神木は今日も変わらず、静かに私たちへ語りかけています。

「大きくなることよりも、深く根を張る人生を歩みなさい。」

その教えこそ、

日本人が何百年もの間、

大切に受け継いできた「心」なのではないでしょうか。

 

さて、明日は、

神社で静かに人々を迎えてくれる、あの動物、、

の話に進むか???。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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