EXECUTIVE BLOG
2022.8.15
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは
フランスの国歌の内容を理解するために
日本の 刀狩から
アメリカ何故 銃社会なのか??を
理解しなければならない と言う話でした。
日本の刀狩は 簡単に言うと 農民の一揆が起こらないようにするための
施策でした。
武器を持たせておくと 不満が時の権力者に向かうからと
当時の豊臣秀吉は考えていたのです。
一方アメリカでは 何故刀狩りを行わず 銃の保有を認めているのか??の
議論になると
アメリカ合衆国憲法修正第二条には、
「規律ある民兵は、自由なstate(州)の安全にとって必要であるから、
人民が武器を保存し携帯する権利を侵してはならない」
との規定があるので、武器の所有を認めているのだとの考えがあるようです。
しかし
この修正2条は民兵のための規定であり、一般人の銃保持を認めたものだ、
と主張するのには少し無理がありますね。
なのに何故 民兵でもない一般の人間が武器を持っているのか????
その理由は
イギリスに対して独立戦争を開始してから2年目の1776年に布告された
アメリカ独立宣言の中にあるのです。
独立宣言では修正2条よりもっと端的にアメリカ人の武器保有を認めているのです。
この独立宣言では、
イギリスが悪逆非道であることを述べ、アメリカの独立が正当であることを強調し、
アメリカ人に対しては独立戦争に参加することを呼び掛けています。
要するに、アメリカという国家の原型を説明している文書で、
アメリカ合衆国憲法の前文に相当するものです。
独立宣言の中に、
いかなる政府といえども、国民の権利を守ろうとしない時は、
国民はその政府を変更したり廃止したりして、
新しい政府を作ることができるし、そうする義務がある
と言う様な内容が書かれているのです。
政府がおかしなものになったら、
内乱を起こしてでも政府を作り作り変えなければならない、
と国民に義務を負わせているのです。
憲法学者によりますと
この規定は「革命権」を認めたものだと解釈しています。
革命を起こすには当然武力が必要だから、
国民が武器を持つことが推奨されているわけだという事になるのです。
独立宣言のこの文章は、まさにこの自由を国民に保障したものになるのです。
それでアメリカでは銃規制が進まないと考えられるのです。
圧政と戦うためには 武器は必要だと言う考えなのです。
この事を 理解できれば
フランス国歌の中身が 何故過激な文章になっているのか????
を 理解することが出来るのです
という事で
やっと 明日は
フランス国歌の中身の話になるのか????
それとも、、、、。。
それは、、
明日に続く、、、、。