EXECUTIVE BLOG
2024.12.29
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日は 年賀状の起源の話しでした。
正月になったら年賀状が届くと当たり前に考えていましたが
その起源が 平安時代にあったとは知りませんでしたね。
平安時代400年の間に 日本文化の基礎が出来て行ってる気がします。
そこから 少しずつ進化していくのですが
これが 明治になると一気に その文化も多様性を帯びてくるのですよね、、、
年賀状が一気に拡大するきっかけとなったのが、明治時代の郵便制度の誕生です。
明治3年(1870年)、日本で初めての郵便事業がスタートしました。
これは、日本の近代化に向けた大きな一歩だったんです。
そして、その翌年には、なんと全国一律料金の郵便制度が確立されることになります。
これにより、日本中どこでも同じ料金で手紙を送れるようになったことになるのですが、
現代で問題になっている 2024年問題で 運転手の不足が叫ばれていますし 残業時間が問題視されています。
明治時代は今の様に 交通網が発達していませんが 一律料金で 北海道の僻地や
山間部への 配達はどのようにしていたのか??? 興味が湧きます。
これも 分かり次第 書きたいとは思いますが、、、
とにかく、明治20年頃、日本では郵便制度が整備され、はがきが国民に広く使われるようになったのです
この頃から、年始の挨拶をはがきで行う習慣が生まれ、次第に年中行事として定着していったのでした。
この新しい風習は、日本のコミュニケーションの形を大きく変えたと言って良いかと思います。
きっと 明治の人は 江戸時代の人は不便だったろうと 話をしていたと思いますが、
これも 現代のSNS時代の人は ネットやSNSが無い時代は大変だったと思うのと
同じ感覚だったと思います、、。
そして、もう一つ重要なのが、ポストカードの導入だったのです。
実は、ポストカードはヨーロッパで使用されていた定額の簡易郵便がルーツなんです。
日本では明治6年(1873年)からポストカードが発行され始めました。
これが、後に日本の郵便はがきの原型となり、現在の年賀状へと発展していく事になったのです。
こうなると年賀状での挨拶が一気に増えていきますよね
その処理に追いつくため、さまざまな対策が講じられましたが、それでも年々増加する年賀状の量には対応するために
年賀状を通常の郵便とは別枠で処理するという現在に繋がる大きな変革が行われたのです。
出来ないと言うのではなく きっとこの時も 問題解決に取り組んだ人がいると思うのですが それが 誰かは私は知りません、、、。
とにかう「年賀郵便」という制度の始まったのです。
これで現在に至るまでの年賀はがきの流れを作り出したと言えます
このように、年賀はがきは単なる年始の挨拶を超え、
日本の郵便制度や文化に大きな影響を与えてきた事が理解できます。
今ではSNSが盛んで 年賀状が少なくなったとは言え、
新年の喜びを伝えるための大切なツールとして、多くの人々に愛され続けているのは事実です。
きっと 元旦に郵便受けを誰もが期待しながら開けているのではないでしょうか???
年賀はがき一枚に込められた思いや歴史を知ることで、
私たちはその価値をより深く理解し、大切にすることができると思います。
ただ 大量に増えた年賀状が一月一日につかなければ 楽しみも半減しますね
だから 次の手を考えたのですね、、、、
それは????
明日に続く、、。