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社長&顧問ブログ

2025.6.7

御朱印

高光産業株式会社

妹尾八郎です。

 

昨日までは 京都の清水寺の話しから

金閣寺 銀閣寺の話になりました。

 

今日は この京都でも良く見かける 御朱印の話に進みます、、、、。

 

京都や鎌倉などを歩いていると

、観光客の多くが御朱印帳を手に寺社を巡っている姿を見かけますね。

 

一見するとスタンプラリーのようにも思えますが、御朱印には深い意味と長い歴史があり、本来は信仰に基づく大切な証しです。

 

御朱印とは、お寺や神社にお参りをしたときにいただく、

墨で書かれた文字と朱色の印を組み合わせたもののことで、

御朱印帳という専用の帳面に、寺社の名前や本尊、祭神、参拝日などを書いていただき、

その上に朱印を押してもらいます。

 

朱色の印が押されていることから「御朱印」と呼ばれています。

 

もともと御朱印は「納経印」とも呼ばれ、写経したお経をお寺に納めた証として押してもらったのが始まりとされます。

 

仏教ではお経を書き写す「写経」は、功徳を積む尊い行為とされており、

その写経を持って各地の寺を巡る巡礼者たちは、納めた証として御朱印をもらっていました。

 

特に有名なのが、西国三十三所や四国八十八ヶ所といった霊場巡りで、

御朱印は信仰の歩みを記録する大切な証でした。

 

やがて江戸時代になると、

写経を持参しなくても参拝しただけで御朱印をいただけるようになり、

庶民の間にも御朱印をいただく習慣が広がりました。

 

一方で、

神社での御朱印は仏教と神道を分ける明治時代の神仏分離令以降に広まったとされており、神社では写経を納めることはありませんが、

参拝の証として御朱印が授与されるようになりました。

 

御朱印をいただく意味は、単なる記念やお土産ではなく、

神仏への祈りや感謝を形にしたものであり、自分自身の信仰や心の歩みを残すものです。

 

参拝もせずに御朱印だけを求めるのは本来の意味から外れてしまいますので、

まずは神様や仏様に静かに手を合わせてから、御朱印をいただくことが大切です。

 

最近では、季節限定のデザインや、色鮮やかな御朱印、アートのような筆文字なども人気を集めており、御朱印ガールと呼ばれる若い女性をはじめ、

多くの人が御朱印巡りを楽しんでいます。

 

見た目の美しさに惹かれて始めるのもよいのですが、

やはり根本にあるのは敬意と感謝の気持ちです。

 

また、御朱印帳を見れば、どの寺社を訪れたか、どんな思いで参拝したのかが思い出され、旅の記録であると同時に、自分の信仰の軌跡となります。

 

御朱印帳は他人と交換したり、売買したりするものではなく、

自分自身の歩みを記した大切なものですので、丁寧に扱うことが大切です。

 

御朱印をいただく際には、神職や僧侶が一つ一つ手書きで書いてくださるため、

混雑時には時間がかかることもあります。

そのため、静かに順番を待つ、会話を控えるなど、

礼儀正しく振る舞うことも忘れてはなりません。

 

御朱印は旅の途中で出会う大切なご縁でもあります。

自分の手で一つひとつ集めていくことは、心の旅でもあり、

日常の中に祈りや感謝の時間を取り戻すことでもあります。

 

御朱印帳をめくれば、その時々の景色や空気、心の状態がよみがえり、

思い出とともに祈りの気持ちも深まっていきます。

 

観光の一環として訪れたとしても、せっかく神社仏閣に足を運んだのですから、

ぜひその場で心を落ち着け、静かに手を合わせてみてください。

御朱印はその祈りの証しであり、旅の記録であり、自分と神仏をつなぐささやかな絆です。

 

これから御朱印巡りを始めてみようという方は、美しい筆文字や印影を楽しみつつも、

そこに込められた意味や心を感じ取っていただけたらと思います。

 

御朱印は、忘れかけていた心の静けさを取り戻す機会を私たちに与えてくれる、

大切な文化だと思います。

 

京都に行きますと 先に書いた 清水寺た金閣寺 など回りますね、、、

しかし ちょっと待ってと思いませんか?

 

なにか違和感を感じるかもしれません、、、、

 

それは 何か????

 

の話は、、、

 

明日に続く、、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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