EXECUTIVE BLOG
2025.1.5
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 諸々の日本文化が発祥したのは
平安時代だったと言う話でした。
遠い昔の時代だとは思いますが
この平安時代が400年も続いていた事を改めて知ると驚きです。
現代に当てはめると
徳川15代将軍時代から 明治維新からの明治時代 そして 大正ロマン時代を経て
激動の昭和時代がはじまり
更には 平成時代から令和にかけて IT技術が大幅に進化して
今や AIの時代となっているのです。
直近の400年はこれほど大きく変わっているのですが
平安時代は 殆どなにも変わらず 優雅な日々が過ぎて行ってたのですね
その間に 数々の日本文化が生まれたのですが
正月の遊びの中に コマ回し 羽子板 凧揚げ等が生まれたのです
これらの 意味についてが今日の話になります。
分かる範囲で、
先ず コマ回しですが
コマ回しは奈良時代に中国から現在の朝鮮の高麗を経て伝わり、
宮中の年中行事として親しまれてきたのが平安時代には貴族の遊びとして楽しまれるようになったそうです。それが江戸時代には庶民の間に広まったのです。
高麗はかつて「こま」と呼ばれていたため「こま」と名付けられ、
「独楽」の漢字があてられていますね。
こまは回り続ける姿が「物事が円滑に回る」に通じるため、
縁起の良いお正月の遊びとして親しまれる事になったのです。
ちなみに 独楽が何故こまなのかを もう少し説明しますと
「独楽」は本来はひとりで楽しむ意味の漢字ですよね、
日本における当て字になるのですが、 古くは「こまつぶり」「こまつくり」「つむぐり」などと呼ばれていたようです。
そして「つぶり」とは円形の意味だったのです。
「こま」は古代朝鮮の高麗から渡来したのちに、
「つぶり」が省略されて単に「こま」というようになったのです。
「独楽」は本来はひとりで楽しむと言う意味になりますので
コマ回しは 言われて見ればひとりで遊べますよね、、
それから凧揚げです、
凧揚げは古代中国で始まったと言われており、
当時は軍事的な目的で使われたとされています。
特に、敵の陣地を偵察するためや、戦略的なメッセージを伝えるために凧が使われていたのです。
その後、凧揚げはアジア全体に広まり、
やがて日本でも平安時代にはすでに存在していたとされてます。
凧揚げは貴族の間で楽しまれる風流とされていました。
その後、時代が下るにつれて庶民の間にも広まり、
特に江戸時代には大きなブームとなったそうです。
日本の凧揚げには多くの意味が込められており、
もともとは年始に邪気を払うために行われる風呂敷凧が始まりとされ、
祈りや願いを天へ届けるという意味があったのです。
また、子供の健康を祈るためにも行われ、
一部地域では男子の出生を祝うために巨大な凧を揚げる習慣がありますね、、。
そして 羽子板羽根つきとも言いますが
羽根つきは、平安時代に行われていた毬杖ぎっちょという遊びに由来するとされています。
毬杖は、先端に木製の槌つちが付いた木製の杖つえを振って木製の毬まりを弾き、相手方陣地にその毬を打ち込む遊びだったようです。
羽根つきには、女児の無病息災を願うという意味があり行われた神事が始まりで
それが 遊びになったのですね、、
まだまだ 正月の遊びはありますが
ここまでとしますが
こんな遊びも 元をただせば平安時代だと言う事になるのですね
400年間 同じような日が続いていたのでしょうが
その中でも 色々な文化が芽生え進化していき
現代の社会の中にも生きていることが素晴らしいと思います。
と
思いましたが 今年の正月に
コマ回しや 凧揚げをしてる子供を見かけませんでした
ちょっと寂しい気がします
何とか 日本の伝統文化は続けたいと思いますね
で そろそろ
正月ネタもおわり
明日は何の話になるのか????
を
お楽しみに、、、。