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社長&顧問ブログ

2021.9.8

ジャストインタイム?

 

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

昨日からの続きです。

 

昨日までは

共同物流の話から NPSニュープロダクションシステムの話へと

当初予定してた話から

どんどん逸れて行きました。

 

私のブログは 毎朝 3時半ころに起きて 何の下書きも無く

書き出すので

前日までの話も何だったかよくわからずに書いているので話が

あちこちに飛んでしまうようです。

 

それで 今日の話となるのですが

NPSニュープロダクション方式とは 簡単に言いますと

トヨタのかんばん方式を見本にして出来上がったシステムなのです。

 

徹底的に無駄を省き 必要なモノを必要な時に必要なだけ と言う発想で

出来たシステムで

これにより トヨタ自動車は世界に冠たるメーカーに成長したのです。

 

トヨタと言う 成功事例があれば 後に取り入れる企業は それを真似して応用すれば良いのでしょうが

最初に 成し遂げる事は 相当の努力をされたと思います

トヨタの成功の秘訣は 数々の本が出ていますので 多くの方はご承知だと思いますが

この仕組みを 自社でも取り入れようとした企業もその後多く出ました

 

これは 自動車メーカーに限らず 様々な業種業態で取り入れようとされました。

 

しかし トヨタが成功したから自分のところもすぐに結果をだして成功するとは限りません

それは 今までの仕組みを全否定しながら全く新しい仕組みを導入するわけですから

多くの反対勢力が出て来るからです。

 

最初に経営トップがこの方式を導入すると決定して

プロジェクトチームを作り 彼らがこの仕組みを徹底的に学び 各方面へ

改善の指導を行うのですが

 

先ず 営業からは大反対ができます

必要なモノを必要な時に必要なだけ ジャストインタイムで届けると言っても

それが予測できないから困っているのではないか! と声を荒げてきます。

 

しかも毎月の売り上げ達成のために あの手この手を使い 帳尻合わせの為に

月末に お客様を口説いて 数字合わせの押し込み営業をすることが習慣化されていたのです。

 

また 得意先の要望に応えるために品切れは絶対に起こす事は出来ないとの

考えもありますし 万が一在庫が不足したという事になると

物流担当者が責められることになるので どうしても 多め多めに在庫を持つことになるのです。

しかし これは お得意様の急な要望に応えるためだとの常識から生まれてくるので

だれも これが悪い仕組みだとは考えなかったのです

 

売り上げ至上主義で 営業は徹底的に鍛えられて それに応じる事ができる生産現場や物流が良しとされていたのが常識だったのです

 

 

それが突然 ジャストインタイム方式が導入されるとなると

営業からは お得意様からの突然の要求には応えられないようなこの仕組みは断固反対だと言われるのです

どの会社も 営業にはエース級の人が抜擢され 売り上げを上げる人間が英雄扱いされてますので 彼らの声を無視するわけには行かないのです

 

どうしても 彼らの声を優先しようとなりますと なかなかカイゼンにには手が進まないのです

 

これは 生産現場でも起こる話で 昔は大量生産大量販売が当たり前の時代でしたので

それに合うような生産ラインを作っていたのです

 

映画なのでも良く見る光景ですが

一本の大きなラインが流れていてそこに沢山の人が並んでいて 自分の前に来た

部品に担当している部品を付けて次に流れて行くと次の人が又部品を取り付けて

順送りにして行き 最終の人が部品を付け終えるところで

完成品として出来上がるのが 一般的な工場のライン風景です

 

人件費が無駄だからと言って改善するにしても 人が行っていたところをロボットが

代わりにすると言うのが せいぜい思いつくところです。

 

しかし これでは 何のカイゼンにもなっていないのです。

 

生産現場や物流現場を調査した NPS担当者はそこから手を付けて行かなければならないのです

 

まさに 今までの常識を覆す事を行っていったのです

 

この頃 一業者として 物流現場に居た私は NPSの仕組みなんて

生産方式を変える為のものだろうと くらいにしか考えていませんでした。

 

しかし

 

これが 後に

大きな転換となるのです

 

この語

 

何が起こって行ったのか???

 

それは

 

明日に続く、、、。

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