EXECUTIVE BLOG
2021.4.26
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 一見自分とは関係ないような
話の中からでもチャンスを見出しそれからビジネスに
繋げて行くと言う話でした。
簡単に言えば仕事を自らの手で造りだすことが重要な事だという事です。
目先にある仕事だけを求めて相手にお願いしても なかなかすぐに受注出来るわけでは
ありません。
今回の話も 相手が引っ越しを決めてから慌ててお願いに行っても 競争の中に
巻き込まれてしまうだけになってしまうのです。
ですから その前段階 すなわち こちらで引っ越し先までの手配を行えば
自然引っ越は受注できるのです。
当時 建設業界の方とお付き合いしていた時に聞いた言葉で
特命工事と言う言葉がありました
これは その会社一社のみが建築を請け負うという事で
入札のような事がないと言うような事でした。
事務所の移転引っ越しともなると 金額も大きくなりますので
沢山の業者がコンペに参加してきます。
そのときに参加しても受注できる可能性は低くなるので
こちらが引っ越し先の物件のお世話まですれば良いのだと考えて行動したのです。
不動産物件を探すにも最初は要領を得ませんでしたが 動いているうちに
色々学べていきました。
用途地域というのがあることもその時知りましたし
建蔽率や容積率と言うのも動きながら学んで行けたのです。
先に書きましたが これらの事を勉強していてから動いていたのでは
いつになるか分かりませんので とにかく行動が先だと言い聞かせて
動いていたのです。
そんな中で いよいよ 土地も決まり 大体の建設面積なども決まって行く中で
それまでは 建設会社に対して あくまでも自社物件として動いていたのですが
それでは 詳細の設計ができないのです。
借主と直接話をしなければどうしてもそれ以上決めることは出来ませんでした。
しかし 借主は ゼネコン相手の商売をしているメーカーさんだったために
万が一この話が決まらなかったとすると そのゼネコンから恨みを買うのではと
いう事を一番気にして心配していて なかなか 面談に応じてくれなかったのです。
それでも 責任は私が持つという事を言い聞かせて
やっと ゼネコンさんとの面談にこぎつけたのですが
実際 大手ゼネコンの担当者と顔合わせした際も 心配した顔色は隠せない表情をして
いたのです。
私も上手く商談が進むかなと心配をしていたのですが
流石 大手ゼネンコンの担当者
その時発した言葉が
「この物件はあくまでも妹尾さんの物件として対応しています、今日はその物件の
間取りなどの詳細な打ち合わせに来ました」
と言われたのです
この一言で 建材メーカーの支店長の不安は一掃され
万が一 建設に至らなくても メーカー側の責任にはならないとの言質を得たために
その後の詳細な打ち合わせはスムーズに事が運ぶ事になったのです。
そしていよいよ建設工事が始まることになるのですが
いよいよ ここからが施主代行の本来の仕事の出番となるのです。
では
ここからどういう仕掛けを行っていったのか??
それは
明日に続く、、、。