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社長&顧問ブログ

2020.6.28

ポツダム宣言受諾

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日までは

昭和49年の出来事を書くために

ポツダム宣言受諾に至るための話を書いていましたが

 

また その続きを書くと延々と続くために

簡単にまとめますと

 

明治以来負けた事が無い日本軍は

自ら 負けを認めるとは誰一人言うわけにはいかなかったのです

 

閣議での会議でも 戦争続行は不可能であるとの意見は出るものの

それによって終戦決定にはならないのです

 

さいごは全閣僚の同意と押印が無ければ ポツダム宣言受諾の手続きに入れないからです。

 

ここでの一番の問題は 陸軍をどう納得させるかだったのですが

御前会議で 意見を求められた天皇陛下は このまま戦争継続は不可能であると

述べられ

もし 陸軍大臣がそのことを伝えることが困難である場合は

自らが兵の前に出て説得するとまで言われたのです

当時は 神様と同じ天皇陛下が兵隊の前で発言するなど言うことはありえなかったのです。

 

これを聞いた 阿南陸軍大臣は これ以上天皇陛下にご迷惑はかけられないと言うことで

自分の責任において陸軍をまとめると発されたのでした。

 

その後陸軍省に戻ると 若手の陸軍参謀たちから 大臣の決心の変更を咎めるものもでて

あるものは 責任を取って 腹を切れとまで言われたのです。

 

しかし ここで 気持ちを変えてしまっては 阿南大臣に対して心遣いをしてくれた

天皇陛下を裏切る事になると思い

阿南陸相は 部下に対して 不服の者は阿南を切って行けとまで言われたのでした。

 

殆どの軍人は 大臣の決定に従うことになるのですが

一部決定を不服に思った軍人がクーデターを起こすことになるのですが

この話は また長くなるので

別な機会に書くとして

 

軍人は 承詔必謹の精神が叩き込まれていますので

もし 反対をするものがいるとすれば それは逆賊になると言うことに

なり 終戦の儀が決定した以上は 承詔必謹を守り

全軍が一斉に武装解除を受け入れることになるのです。

 

 

この事から分かるように 軍隊においては 命令は絶対だったのです

すなわち命令を守ることが常識だったのです。

 

鈴木総理は この常識を逆手にとって 非常識な手段である天皇陛下に

意見を述べさせることで 軍部を納得させると言うウルトラCの作戦を

とったのです。

そして

昭和20年八月十五日に終戦になるのですが

ここからが 今回の本題の話に戻り

戦後29年目の出来事の話になって行くのです

 

その話は

軍隊では常識な事で非常識な出来事を起こしてしまうと

言う話になるのです

それは

 

明日に続く、。

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