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社長&顧問ブログ

2025.1.31

ママラホエの法

高光産業株式会社

妹尾八郎です。

 

昨日までは ハワイの話しから カメハメハ大王の話しでした。

彼は ハワイを統一したと言う事で 大王の称号を得ているのです。

 

その彼が 「ママラホエの法」を何故制定したのかについてお話ししたいと思います。

 

この法律がどのようにして生まれたのか、そしてそこに込められた意味を知ると、

ハワイ王国初代国王カメハメハ大王の偉大さを改めて感じることができるはずです。

 

18世紀末のハワイ諸島は、各島の首長たちが覇権を争い、

絶え間ない戦乱に見舞われていました。

そんな中、強いリーダーシップと戦略的な軍事力を持ったカメハメハ大王が、

ハワイ諸島統一を目指して立ち上がったのでした。

彼は西洋からもたらされた武器や戦術を活用し、次々と他の島々を征服していきました。

 

ある日、戦の最中にカメハメハ大王はある出来事を経験するのです。

伝説によると、彼が戦場を移動している最中、

逃げ惑う村人たちの中に漁師がいました。

その人は戦いとは無関係のただの庶民でしたが、逃げる途中で転んでしまい、

身を守るすべもありませんでした。

 

通常、戦争では無力な者も容赦なく命を奪われるのが当たり前なのですが、

そのときカメハメハ大王は剣を収め、彼を助けたのです。

 

そして彼は

「戦に関係のない者たちは、守られるべきではないか?」

と考えたのです。

 

この出来事がきっかけとなり、

後に「ママラホエの法(折れた櫂の法)」が制定されることになったのです。

1797年ごろ、カメハメハ大王は「戦争や争いに関わらない人々を保護する」

ことを正式に法律として定めました。

これが「ママラホエの法」なのです。

 

この名前の由来は、「折れた櫂」 すなわち 折れた船のかい

という意味のハワイ語から来ています。

櫂はハワイの人々にとって航海の象徴であり、折れた櫂は「争いをやめ、平和を守る」

というメッセージを込めたものだったのです。

 

この法律により、戦時中であっても、戦いに関係のない一般市民は手厚く保護されるようになりました。これは、当時の世界の戦争のあり方を考えても、非常に画期的な法でした。

 

カメハメハ大王のこの決断は、彼が単なる武力の王ではなく、

民を思いやる「慈悲深い王」であったことを証明しています。

彼は力だけでなく、法律や統治によってハワイを統一し、安定した王国を築き上げたのです。

 

今でもハワイ州の憲法には、ママラホエの法の精神が刻まれているのです。

これは単なる古い法律ではなく、

「平和・人権・正義」の象徴として現代に受け継がれているのです。

 

このような事からの カメハメハが大王に相応しい人物だったことがうかがえますね、

 

その後 ハワイと明治天皇がある関係を結ぼうとしました、、

またそれが縁で 日本人がハワイへ移民として送られる事になるのです、、

 

その話しとは????

 

は 明日へ続く

高光産業株式会社 公式サイト

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