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社長&顧問ブログ

2025.5.25

ムハンマド

高光産業株式会社

妹尾八郎です。

 

昨日までは イスラム教が出て来る前のアラブも多神教だったと言う話でした、、、。

 

今日はキリスト教のイエスは神の子と言われていますが イスラム教のムハンマドは

あくまでも予言者で神の子とは扱われてないです。

 

それは何故なのか??? に進みます、、、。

 

キリスト教ではイエス・キリストは「神の子」とされていますが、

イスラム教ではムハンマドは「神の子」とはされず、

あくまで「神の使徒(預言者)」と位置づけられています。

 

この違いは、両宗教が神と人間の関係をどう考えているかに深く関係しています。

まず、キリスト教における「神の子」とは、単なる比喩ではありません。

キリスト教の根本教義である「三位一体」によれば、

神は「父なる神」「子なるキリスト」「聖霊」という三つの位格を持つ一つの存在であり、

イエスはその中の「子」の部分で、神そのものとされています。

 

つまり、イエスは人間として地上に現れた神であり、

神の一部が人となって人類を救うためにこの世に来た存在と信じられているのだと考えられます。

 

イエスは数々の奇跡を行い、人々に愛と赦しを説きました。

そして十字架にかかって死んだ後、三日目に復活したという信仰があります。

この復活が、イエスがただの人間ではなく、

神の子であると人々が信じる決定的な出来事となったのです。

 

一方、イスラム教では神(アッラー)は唯一であり、

絶対的に超越した存在であるとされます。

神には子も親もなく、誰とも似ておらず、どんな存在も神の一部にはなりえません。

神は全ての創造主であり、人間や自然界とは本質的に異なる存在だと言う事です。

 

イスラム教においてムハンマドは最後の預言者であり、

神の言葉(コーラン)を伝える役割を担った偉大な人物ですが、

あくまでも「人間」であり、「神の子」ではないとされていますね、、。

 

ムハンマド自身も

「私は神ではないし、神の子でもない。私はただの使徒である」と語っており、

イスラム教徒もこれを厳格に守っています。

 

イスラム教では、人間が神のような存在になることを「シルク(多神崇拝)」と呼び、

最も重大な罪としています。

したがって、仮にムハンマドの弟子たちが彼を「神の子」と言ったとしたら、

それはイスラムの教えから完全に外れることになりますし、

宗教として成り立たなくなってしまいます。

 

そもそもイスラム教では、神と人間の間には明確な境界があり、

神が人間の形になることも、人間が神の一部になることも絶対にありません。

この点が、神が人として現れたとされるキリスト教との大きな違いだと思われます。

 

キリスト教では神が人間と深く関わってくださる存在であり、

イエスを通してその愛を示したとされていますが、

 

イスラム教では神は人間を導く存在であり、

その導きは預言者たちを通して言葉として与えられるものであって、

神自身が人間になるという発想はありません。

 

つまり、

イエスが「神の子」とされるのは、

キリスト教が神の愛と救いを人間に直接示すために神が人となったと信じているからであり、

ムハンマドが「神の子」とされないのは、イスラム教が神の唯一性と絶対性を厳しく守っているからです。

 

このように、キリストとムハンマドの立場の違いは、単に信者の思いつきや称号の違いではなく、それぞれの宗教が持つ神観や世界観そのものの違いによって生まれているのです。

ただ キリスト教も神様も イスラム教の神様も 絶対的な唯一神であるには違い無いわけですが であれば 絶対神からすれば 兄弟的な関係と思ってしまいのですが

どうなんでしょう???

 

あまり宗教には深入りしないほうがよいですが

日本は言えば の話は、、、

 

明日に続く、、、。

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