EXECUTIVE BLOG

社長&顧問ブログ

2026.1.13

世界の成人の祝い

高光産業株式会社

妹尾八郎です。

 

昨日は成人の日でしたね、

今日は 世界の成人の日の話に 進みます、、、。

 

日本では毎年一月になると「成人の日」があり、新成人を社会全体で祝います。

この光景は私たちにとって当たり前のものですが、

実は世界を見渡すと、

日本のように国が祝日として「成人」を祝う制度は、かなり珍しい存在です。

 

では、海外には日本と同じような成人の日はあるのでしょうか。

特にアメリカはどうなのでしょうか。

 

結論から言いますと、

世界の多くの国には、日本の「成人の日」のような祝日はありません。

 

成人という概念そのものはどの国にもありますが、

それは法律上の区切りとして扱われることがほとんどで、

「国が一斉に祝う日」として定められている例は少数派なのです。

 

日本では成人の日が国民の祝日として法律で定められ、

自治体が式典を行い、社会全体で若者の門出を祝いますが、

これは世界的に見るとかなり制度化された仕組みだと言えます。

 

では、アメリカ合衆国には成人の日があるのでしょうか。

答えは「ありません」。

 

アメリカには、成人を祝う全国共通の祝日も、国主導の成人式も存在しません。

その理由は、アメリカ社会の「成人」に対する考え方にあります。

 

アメリカでは「この日から大人になる」という明確な一線が引かれておらず、

権利が年齢ごとに段階的に与えられていきます。

 

たとえば十八歳になると選挙権を持ち、契約もでき、軍への志願も可能になります。

一方で、飲酒や喫煙が認められるのは二十一歳からです。

このように成人が一気に切り替わるのではなく、

少しずつ社会的責任を担っていく仕組みになっているため、

成人を一斉に祝う日が生まれにくいのです。

 

その代わり、アメリカでは個人や家庭単位で節目を祝います。

高校の卒業式は人生の大きな区切りですし、

十八歳や二十一歳の誕生日を盛大に祝う家庭も多くあります。

 

大学進学や就職、親元を離れての独立なども、

「大人への一歩」として受け止められますが、これらはいずれも私的な行事であり、

国が関与するものではありません。

 

ヨーロッパの国々でも状況は似ています。

イギリスやフランス、ドイツなどでは、十八歳で法律上の成人になりますが、

成人の日のような祝日はありません。

 

中国や韓国にも成人を意識した記念日や行事はありますが、

日本のように国民の祝日として広く定着しているわけではありません。

 

また、中南米では十五歳の誕生日を盛大に祝う風習があったり、

宗教圏では宗教的な成人儀礼が行われたりしますが、

これらは文化や信仰に基づくもので、国家が祝日として定めているものではありません。

 

こうして見ていくと、

日本の成人の日は非常に独特な存在だと分かります。

 

日本では、元服に代表されるように、

古くから人生の節目を儀礼として重んじてきました。

そこに戦後、

「若者を民主社会の担い手として社会全体で支える」という考え方が重なり、

成人の日が国民の祝日として定められました。

 

これは個人の自立を重視する社会よりも、

共同体として人の成長を見守る日本社会の価値観をよく表していると言えるでしょう。

 

成人の日は、単に年齢が一つ上がることを祝う日ではありません。

社会の一員として歩み始める節目を、

家族だけでなく地域や国全体で認め合う日です。

 

世界を見渡したとき、

このような祝日を今も大切にしている日本の姿は、

決して当たり前ではなく、むしろ貴重な文化の一つなのかもしれません。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

前の記事へ