
EXECUTIVE BLOG
2026.6.7
高光産業株式会社
妹尾八郎です
高光産業株式会社が開発した
特許第6710882号および特許第6712420号による高濃度オゾン水生成技術は、
もともと物流業界の課題解決から生まれました。
しかし技術というものは、本当に優れたものであればあるほど、
当初想定していなかった分野へと活躍の場を広げていきます。
高光式マイクロ電解セルもまさにその一つです。
物流業界での消臭や除菌のために開発された技術が、
今では食品、医療、介護、農業、養殖、さらには海外市場まで可能性を広げています。
まず最も期待されているのが食品分野です。
食品工場では衛生管理が最重要課題です。
食中毒菌やウイルスによる事故は
企業の信用を一瞬で失わせてしまいます。
そのため日々様々な除菌剤が使用されています。
しかしアルコールには弱点があります。
ノロウイルスなどアルコールが効きにくいウイルスが存在します。
また次亜塩素酸系の薬剤は強力ですが、
残留成分や臭いの問題があります。
その点オゾン水は除菌後に酸素へ戻るため
残留物がほとんどありません。
さらに高光式電解セルは
10mg/L以上という高濃度オゾン水を生成できるため、
短時間で高い除菌効果を発揮します。
食品を扱う現場にとって理想的な衛生管理技術と言えるでしょう。
次に注目されるのが医療・介護分野です。
病院では院内感染対策が重要です。
高齢者施設では感染症の集団発生を防ぐ必要があります。
しかし強力な薬剤を頻繁に使用すると
利用者や職員への負担も大きくなります。
オゾン水は反応後に酸素へ戻るため、
安全性と除菌力を両立できます。
また手洗いや器具洗浄など様々な用途に応用可能です。
医療現場では安全性が何より重視されます。
その意味で高光式電解セルが作り出す高濃度オゾン水は
非常に魅力的な選択肢となるのです。
さらに農業分野にも可能性があります。
農業では農薬や殺菌剤の使用量削減が大きな課題です。
消費者の安全志向は年々高まっており、
できるだけ薬剤を使わない農産物が求められています。
オゾン水は野菜や果物の洗浄にも活用できます。
収穫後の表面除菌や鮮度維持にも利用できます。
しかも最終的には酸素へ戻るため環境負荷も小さいのです。
これはSDGsの観点からも非常に重要な意味を持っています。
養殖業界も同様です。
近年、水産資源の安定供給のため養殖が注目されています。
しかし養殖では水質管理が生命線です。
病原菌の発生は大量死につながります。
オゾン水による水質改善や除菌は、
養殖事業者にとって大きな武器となる可能性があります。
さらに意外なところでは電子基板の洗浄分野があります。
半導体や電子部品の製造では微細な汚れも許されません。
従来は強力な薬剤が使われていましたが、
環境規制の強化によって代替技術が求められています。
オゾン水は高い洗浄能力を持ちながら環境負荷が小さいため、
新たな洗浄技術として注目されています。
そして高光産業の技術が最も大きな可能性を秘めているのが海外市場です。
世界には日本よりもはるかに衛生環境が厳しい地域があります。
安全な水を確保できない地域もあります。
しかし従来型の電解セルは硬水への対応が難しく、
海外展開の障害となっていました。
高光式電解セルは違います。
独自の陽イオン分離技術によって硬度400ppmクラスまで対応可能です。
これは世界の主要都市の多くで利用できることを意味します。
つまり高光産業の技術は日本だけの技術ではありません。
世界中の衛生課題を解決する可能性を持つ技術なのです。
物流会社から始まった技術開発が、
食品、医療、介護、農業、養殖、環境、
そして世界市場へ広がっていく。
そこに高光産業のオゾン水技術の本当の価値があります。