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社長&顧問ブログ

2025.7.28

世界的宗教と和の心

高光産業株式会社

妹尾八郎です。

 

昨日までは

日本人の精神的な支柱でもある 八紘一宇の精神と 聖徳太子が唱えた和の話しでした。

 

今日は この精神と 世界の宗教が上手く関係することが出来れば

世界真の平和の実現が可能になるのではないかと言う 妄想話に進みます、、、、

 

神武天皇が掲げた「八紘一宇」という言葉には、

すべての人々が一つの家族のように、

互いに助け合いながら平和に暮らしていくという

深い願いが込められているように感じます。

 

これは、単なる国家の統一や領土拡大を目指したものではなく、

人間としての在り方や、世界全体の調和を重んじる精神的な柱として

受け止めることができるものです。

 

そして、聖徳太子が示した「和を以て貴しとなす」の教えは、

この八紘一宇の精神と共鳴しながら、

より身近な人間関係の中での調和や理解を重んじる、

まさに日々の暮らしに根ざした智慧のように思えます。

 

この二つの精神は、遠い昔の日本に生まれたものでありながら、

時代を超えて今なお私たちの心に響き、

そして未来に向けても大きなヒントを与えてくれるものです。

 

一方で、世界には他にも美しい教えが存在しています。

 

たとえば

キリスト教では「隣人を愛せよ」と説き、

イスラム教では「慈しみ深き者として生きよ」と語ります。

 

いずれも、争いや憎しみを乗り越えて、

互いに思いやりと誠意を持って生きることを勧めています。

 

キリスト教はヨーロッパの歴史と文化の中で人々の心を支えてきた宗教であり、

イエス・キリストの自己犠牲の愛は今も多くの人の胸に生きています。

 

またイスラム教は中東やアジアの広大な地域で、

アッラーの下での平等と慈愛を根本に据えた教えとして信仰されています。

 

つまり、どの宗教や思想も、

人間同士が争わず、助け合いながら平和に暮らしていくことを

願っているという点では共通しているのです。

 

それならば、

日本の「八紘一宇」や「和」の精神と、

キリスト教やイスラム教の教えは

決して相反するものではなく、

むしろ一つの方向に向かって歩もうとしている

仲間のような存在だと言えるのではないでしょうか。

 

日本の精神文化は、

自然との共生や、言葉に出さずとも相手の心を思いやる

「察し」の文化として育まれてきました。

それは、表立って主張することを避け、控えめでありながらも、

相手の立場を大切にする優しさに満ちています。

 

これは、

時に宗教対立や信仰の押し付けによって争いが生まれてしまった世界にとって、

非常に重要な示唆を与えるのではないかと考えます。

 

もしも、

キリスト教やイスラム教が持つ確固たる信仰の力と、

日本の和や調和を重んじる控えめな精神が出会い、

互いを尊重し合いながら歩むことができたならば、

そこにこそ真の世界平和への道が見えてくるように思うのです。

 

宗教というものは、本来人を裁くためのものではなく、

人を生かし、共に支え合うための教えであったはずです。

 

ところが、歴史の中ではその教えが誤って解釈され、

違いが争いの原因となってしまったことも少なくありません。

 

しかしもし、

八紘一宇の「共に生きる」という視点と、

「和」の「争わず心を合わせる」在り方が、

世界の人々の中に染み込んでいったならば、

対立ではなく共感、排除ではなく

包摂という新しい関係が築かれていくのではないでしょうか。

 

妄想かもしれません。

 

でも、世界の誰もが心のどこかで平和を願っていることを思えば、

それは決して夢物語ではないようにも思えるのです。

 

宗教や文化の違いを越えて、人は人として共に歩める。

その出発点に、日本の精神がそっと寄り添うことができるのなら、

それはとても幸せなことではないかと感じるのです。

 

私たちは、何も武器を持たずとも、

言葉にならない優しさや、微笑みや、心配りという

静かな力で世界を動かすことができるのかもしれません。

 

日本人が大切にしてきた「和」と「共生」の心は、

今こそ世界にとって必要とされているのかもしれません。

 

キリスト教が教える愛、イスラム教が伝える慈悲、そして日本の八紘一宇や和の心。

 

それぞれが手を取り合い、互いを照らし合うことができれば、

きっと私たちは争いのない未来へと進んでいける。

そんな妄想を胸に抱きながら、

今日も一人ひとりができる優しさを大切にしていくこと、

それこそが本当の平和を築く第一歩ではないかと、

心から願わずにはいられません。

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