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社長&顧問ブログ

2019.8.25

人生を変える出来事

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

 

商工中金国際部への道を断念されたのは

既に 兄が 三井物産で海外花形部署で活躍していたので

父は 兄を呼び戻すのではなく 私に会社を辞めるように命じたのです。

 

それにより 私は 海外への夢は絶たれてしまうのですが

 

その兄も 本当であれば 三井部産に入社してなかったかもしれないのです。

 

その話が昨日からの続きですね

 

 

我々の時代は 就職難の時代でした、 兄は もともと 商社志向が強く

商社へ受験しようと考えていました

 

その中で一番に考えていたのが 日商岩井と言う商社でした。

 

日商岩井と言えば ロッキード事件でも有名になりましたが  日本を代表する商社の一つでした  三井物産 三菱商事は そのワンランク上の商社でしたから

最初兄は 三井物産も受験はしていたものの 手の届かない会社だと 最初から諦めていたようです。

 

 

それで 一応 両社を受験している中で 日商岩井のほうが 話が先行して

人事にも気に入られて 内々定を頂いたようなのです。

 

一方 三井物産もまだ 駄目と決まったわけでなく 最後の面接まで残っていたのです。

 

そして運命の日を迎えることになるのですが

 

 

ある日  明日が三井物産の面接日だと言うことを聞いていた私は

翌朝学校へ行くために早起きして 兄のいる部屋を覗いてみたところ

前の晩が遅かったのか 爆睡状態だったのです。

 

この状態で 本当に起きて面接に行けるかなと不安を感じた私は

兄の枕元に 目覚まし時計をセットして置くことにして これで 大丈夫かと

思い出かけようとしたのですが

 

その時に ふと 考えたのが

頭の横の目覚まし時計は きっと 鳴ってもこれはすぐ止めて又寝てしまうだろうと

 

それで

 私は もう一つの目覚まし時計を 5分ほどそれより後にセットして

今度は その時計を 起きて止めなければならない場所にセットして置いたのです。

 

時間差で2つのベルがなり 場所も2個目は遠くに置いておく作戦にしたのです。

 

 

これで 起きるだろうと思い 私は 学校に出かけたのですが

 

夜に帰って

兄の話を聞くと

 

やはり 一つ目のベルの時は 気が付いたものの すぐ止めて

本来であれば 三井物産の面接日と言うことはわかっていたが

自分は 日商岩井に内々定が出てるので 今日は眠いし 物産はどうせ無理だろうから

もう寝ておこうと考えたそうなんです。

 

そう決めて 惰眠を貪ろうとしていた時に

今度は 作戦通り 2個目の目覚まし時計が 離れた場所でけたたましく鳴ったのです。

 

今度は 起きて行かなければ ベルを止められないのです。

ムカつきながらも やおら起きて ベルを止めて 又寝ようとしたのだそうですが

 

弟が わざわざ 時間差で2個も目覚ましを用意して さらに起き上がらなければ

ならない状態にしてくれてるのだと思い

その気持ちに報いるためにも まあ 無理でも良いので 三井物産の面接に出かけたのです。

 

 

結果は ご承知の通り  兄は 三井物産に晴れて入社することになり

その後の活躍につながることになるのですが

 

本当に 人生何か一言で運命が左右されてしまうのだと言うことを

痛感した出来事でした。

 

 

ある一言が運命を変える

 

思い出すと 私も高校時代に受けた一言で 自分の運命が

大きく変わったのです

 

その一言とは

 

続く。

 

 

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