EXECUTIVE BLOG

社長&顧問ブログ

2022.10.31

倉庫が空に

 

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

なかなか先に進めませんが

昨日までは かんばん方式の生産方法が メーカーでもない

我が社にも影響を及ぼすという話でした。

 

無駄な事を徹底的にカイゼンしていくのが かんばん方式の生産方法である以上

地方にストックしている メーカーの商品の在庫程 無駄なものは無いのです。

 

決算書をみても分かるように 棚卸資産は それが売れて始めて利益となるのですから

売れない以上それは 無駄なモノとなってしまいます。

 

それを 出先の物流担当者は 無駄とは考えずに お得意様からの発注がいつあるか

分からない事と 決して欠品をさせて行けないという思いから

ついつい 過剰に在庫してしまう傾向があるのです。

 

「必要なモノを必要な時に必要なだけ」の考えを を徹底させれば無駄な在庫は無くなるのです。

 

一方 我々のビジネスは その商品の保管場所として機能している商売です。

在庫が無くなれば それは 倉庫を必要としないという図式になり

それは 倉庫業を生業にしている身からすれば 非常に困る事になるのです。

 

ある日 得意先メーカーの 新生産方式の担当者が弊社の倉庫に現れ

山の様に積まれている商品を指さし 出先物流担当者に 「なんでこんなに商品があるのだ!!!? と詰問した時

その物流担当者が 「これは適正在庫です!」と答えたところ

新生産方式担当者から 「バカヤロー適正在庫の適は 敵と書くのだ!!!」と

一喝され その日から カイゼン作業が 弊社倉庫内でも行われる事になったのです。

 

最初は 他人ごとだと考えていた私も これはただ事ではないと思うようになり

万が一 カイゼンが完全に行われたら 倉庫から在庫が一掃されてしまい

空になってしまうと思ったのです。

そうなると ドル箱であった 倉庫物流費用が ゼロになるという事になり

それは 経営の危機を意味する事になるのです。

 

ここで 常識的に考えれば そんな事をされたら困るとか 積極的に協力をしないで

そのカイゼン作業を遅らせ あわよくば 在庫ゼロにする事を諦めさせようとすると思うのです。

しかし 幾ら抗っても いずれその日は来るだろうと思い

 

ここは 嫌々 渋々カイゼン作業に関わるのではなく 積極的にかかわろうと考えを

変え社内の協力を求めたのです、

社内からは そんな事をしたら 死期を早めるだけで 会社としては 裏切り行為ではないかとの声も沢山あがりました。

 

みな 今までの方法が一番良いと考えてましたし 積極的にカイゼンに協力する事で

自分達が仕事を失う事は 絶対に避けたいと考えていたのです。

 

私とて 死期を早めたいとは思いません が ここは逆転の発想で

死期を早めるという マイナスの考えから トヨタ式かんばん方式を実践で学べる

絶好のチャンスだと考えたのです。

 

この結果 そのメーカーは 予定より早く カイゼンを達成することができ

九州での在庫をゼロにすることに成功したのです

そこまでに至る道は本当に大変な作業でしたし 社内の人々を協力させるのは苦労もしました。

しかし これは 自殺行為ではなく これにより新しい仕組みを構築できる第一歩であることを理解させることもできたので 在庫ゼロを成し遂げる事ができたのです。

 

ここで学べたことが それまで以上の結果を産み出すとは

その時は誰も気が付きませんでした。

 

私は ここで学んだ仕組みを 新たにスルー型配送方式として

その後 日本で初めての仕組みを完成させることに成功し

そのメーカー一社失う事で それ以上の結果を招く事に成功したのです

 

もし それまでの常識に囚われて新しい方式を産み出す事など考えもしなければ

今は無かったと思います

 

常々 常識に囚われるなと言っている背景にはこのような出来事があったからと

言う事も一因だと思います。

 

先のブログでも書きましたが

戦わずして負けた国に再復興したことがないと述べたという

永野修身について書きましたが

 

かれは 大国米国を前に 何故このような発言が出来たのか????

 

 

それは?????

 

明日に続く、、、。。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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