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社長&顧問ブログ

2023.2.2

健康起因事故

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは トラックドライバーの過酷な環境の話でした。

環境問題とか 働き方改革が 逆にドライバーを苦しめてしまうと言う

問題にもなりかねませんね。

 

しかし ここで快適な環境を与え 休養もゆっくりできるようにすれば良いではと

思いますが

そこには コストが掛かりますね

 

しかし トラック事業者のほとんどがギリギリの売り上げ利益のなかで経営に取り組んで

います。

 

環境や待遇を変えるとなりますと トラック会社は荷主に対して 運賃の値上げを要請しなければなりません

だったら 値上げしてもらえば良いのでは? と思うでしょうが

もしそれが認められたら 莫大な物流コストが今度は 荷主側にかかってきます。

彼らも 必死に経営でムダを無くそうとしているのに

そうなりますと 今度は 商品価格を上げなければなりません という事は

間違いなく物価が上がるという事になってしまうのです。

 

消費者に品質良いものを少しでも安くするために メーカー企業も頑張っていますが

物流費が高騰しますと 商品値上げという事になり それが 消費者に跳ね返ってしまうのです。

 

現状では 輸送業者からの値上げ申請は認めてもらえない環境になるのです

これでは いつまで経っても 輸送環境は改善されません

 

それで 若いドライバーが敬遠する業種となってしまうのです。

 

となりますと 今いるドライバーさんにいつまでも頑張ってもらわなければならいことに

なり 一層のドライバーの高齢化現象が進むという事になります。

 

ここで 問題になってきたのが

高齢化による健康起因事故が増えたと言う問題なのです。

 

 

それで 所轄官庁である国土交通省からは

健康起因事故防止対策をするようにとの通達がきております また それに相反する

業務を行わせた場合の罰則も強化されていますので

運送事業者の負担は増えるばかりの状況になっています。

 

事故防止のために 定期的な健康診断を受けるように通達がありますが

はたして 年2回程度の 健康診断で病気を未然に防げるのか疑問ですね

 

大型トラックやバスの事故がありますと

会社の運行管理者が出て来て

「我が社は年二回の健康診断を実施しています」

とか

「朝の点検時には元気でした」

と発言しているシーンを見かけますが

 

それで 運転中の心臓発作や脳溢血などで意識を失い 事故をおこしてる

ケースが増えています。

 

運転手の高齢化が進めば進むほど 健康起因事故は増えるのではと思いますね

 

では

どうすれば この問題を解決できるのか???

 

については

 

明日に続く、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/