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社長&顧問ブログ

2021.8.15

偽近衛師団長命令

 

 

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

昨日からの続きです。

 

今日は 76回目の終戦記念日です

昨日までは

76年前 日本がポツダム宣言の通告を受けてから

天皇陛下のご聖断により 受諾が決定されたものの

終戦をどのようにして どんな内容を 全国民に伝えるのか?

一方では 徹底抗戦を唱える一部軍人たちによるクーデター

へ動き出すと言う話でした。

 

陸軍大臣は 天皇のご聖断により それまで 死中に活を求めて

本土決戦も行うと言う考えだったものを「承詔必謹」として

軍部の暴走を抑え 秩序ある行動を行う事を誓うのでした。

 

しかし

終戦の詔書の文案にはこだわり 断固 戦局好転せず の一文を入れと

強硬に意見するのでした。

この意見が通らぬ限り 終戦決定の書類には署名 押印はしない覚悟だったのです。

 

その頃には 米軍飛行機から 日本がポツダム宣言を受諾したと言う内容の

ビラが撒かれ始めていたのです。

 

こういう事もあり 終戦決定 「承詔必謹」の陸軍の方針は 次第に第一線の部隊へと伝達され始めて行ったのです。

更に 東部軍司令官から近衛師団長に対して近衛師団の任務は特に重要であることを説くのでした。

 

閣議では 終戦の詔書に各大臣が署名を開始する頃

畑中少佐らは 近衛師団芳賀連隊長にたいして 近衛師団が 戦争継続を決めたと

嘘の報告を行っていたのです

それを聞いた芳賀連隊長は それであるならば 師団長の命令書をもって来いと

畑中少佐に伝えるのでした。

もう残された時間がないと判断した畑中少佐は 森師団長室に押しかけ 説得が無理とわわるや なんと師団長を射殺してしまったのです。

そして 師団長亡き部屋で 彼らは偽の師団長命令書を作成したのです。

これをもって 芳賀連隊長に 命令書通りに宮城を占拠するように仕向けたのでした。

 

この偽の 師団長命令が発せられたことを その上部組織である 東部軍へも一味は

伝えに行くのですが 東部軍は そんな命令が出るはずがないと判断し行動を起こすことはなかったのです。

 

 

こういう事が起きている中 皇居の中では 天皇陛下がマイクの前に立ち

終戦の詔の録音を開始していたのです

 

また 関東の特攻隊の基地からは 戦争を勝利に結びつけるために

特攻機が飛び立っていったのです

 

一日遅ければ わかい隊員たちは命を落とす事は無かったのですが

彼らは勝利を信じて敵艦に体当たり攻撃を行うために町民から見送られながら

飛び立っていったのでした。

 

この頃陸軍大臣は 戦局好転せずに 詔書が決定したことで 辞表することなく 署名押印して

 

大臣官邸に戻っていたのです

そこにも 最後の抵抗をするために大臣を説得にきた 陸軍将校にたいして

 

阿南陸軍大臣は これまでの 責任をとり

今から 切腹すると答えるのでした。

 

これが 終戦前夜の 八月十四日 夜中の12時ころの話です。

 

このあと 大臣はどうなるのか?

 

 

偽命令書により動かされた 芳賀連隊長はどのような行動を起こすのか?

 

更には 玉音盤は 無事にNHKにもたらされるのか???

 

 

それらは

 

明日に続く。

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