EXECUTIVE BLOG
2021.7.26
高光産業株式会社 妹尾八郎です
昨日からの続きです。
昨日までは 博多の街を散歩で見つけた名所の話で
福岡に大仏があることを知るのでした。
それから
そもそも大仏は何故作られようになったのか??とか
興味を持つと 次々にもっと知りたくなるものだと
言う話でした。
興味を持って物事を見る事の大切さと 常識に囚われない事が
新しい発見になるのだといつも思っていて
それが 脳の訓練になって 新しい発明を思いついているのではと思うのです
そして
今日の話は 博多の大仏の話です。
なんとなくそこには大仏があるという事は以前に知ったのですが
そもそも 何故ここに大仏があるのだろう?と興味を持ったのです。
その大仏があるのが南岳山東長寺です。
空海が開いたというこの寺に、
木彫座像としては日本一の大きさを誇る仏像「福岡大仏」があるのです。
1,200年前、唐に渡った弘法大師空海は、遍照金剛という最高の称号を与えられたのですが、これはインドから興った密教を空海が引き継ぎ、その世界の中心を日本へと移したことを意味するのです。
遍照金剛となって帰国した空海は、福岡の博多で約2年を過ごしたという事なのです。
この時に空海が建立したと伝えられている寺が、この東長寺だそうです。
この由緒ある寺に何故大仏があるのか? という事なのですが、
昭和48年に51代住職として同寺に着任した当時の藤田住職は、
初めて寺を見た時に大変驚いたというのです。
なぜかというと、この由緒ある寺に人が訪れることもなく、
境内には雑草が生い茂り、荒れ果てていたからだったからです。
かの弘法大師ゆかりの寺がこんなことでいいわけがない!
そんな思いで胸がしめつけられそうになり、そこで、
この頃から寺の象徴となる大仏作りを構想したと言うのです。
そして
大仏のきっかけは凶のおみくじだと言うのです。
ある日のこと、広島県に大きな木造の仏様があるといううわさを聞いた藤田住職は、
同じ頃博多で開業したばかりの仏師と一緒に見に行くことにしたそうです。
偶然、旅の途中に寄った厳島神社で、藤田住職は仏師におみくじを引くよう促したのです。
その時仏師に
「もし凶が出れば、私は大仏建立を決めるよ」。と言われたのです。
おみくじで「凶」が出る確率は、実は、1/100程度です。
しかし、仏師が引いたおみくじに書いてあったのは黒々とした文字が書かれていたのであった凶だったのです。
これは天命と思った2人は博多へ戻るなり、大仏作りにまい進し始めたというのです。
その後の藤田住職と仏師のこの木彫の大仏作りへの苦難については、実は住職は多くを語らないそうです。
これだけの大きさのものをここに作り、そして設置するには並々ならぬ苦労もあったと
思いますが ここはまだ謎です。
この件は いずれ調べたいと思いますが
この住職も 非常識的な発想をされたのですね
非常識と言えば
コロンブスの卵と言う言葉を連想します
しかし 何故 コロンブスの卵と言われるのか?
その理由を知る人は少ないと思います
そこには 常識では考えられない苦労もあったのです
その話とは???
それは
明日に続く、、、。