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社長&顧問ブログ

2023.6.8

博多商人気質

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです。

 

昨日までは 熊本が福岡に雄県の座を奪われる話でした。

そして そのためには 帝国大学を誘致しなければならないと

博多の一商人の 渡辺与八郎が 私財を投げうって大学を誘致するのですが

福岡が 大学予定地として 文部省に提示していた場所が 近くに遊郭があると

いうことで そんな環境のところに大学を設置できない事がわかり

彼は その遊郭全体を買い上げて 今の清川の方に移転させたのです。

 

何とも豪快な話と思うのですが

その時の遊郭の経営者達も 長年営業している場所が 北朝鮮や 中国の様に

国の命令で強引に移転させられたのではなく

彼らでさえ 帝国大学誘致には 自分たちが移転する事で 博多が更に発展するならと

決心したのだとおもうのです

 

もしここで このままで良いではないか! と遊郭経営者や多数の客が猛反対していたら

この計画は頓挫したかもしれません

 

こうしてみてみますと 博多人の気質は 何か 新しい事を行う時には 一致団結する気質があるのでは? と思ってしまいます

 

良く言われているのは 博多商人は失敗を恐れず チャレンジ精神に溢れていると

何もしないで後悔するより チャレンジして失敗しての後悔の方を選ぶと言うのです。

 

できやしないと最初から諦めるのではなく

先ずは行動する事を大事にしているのだとおもいます

 

 

これで 思い出すのは

前にも書いていますが 球団誘致の話です。

 

昔は西鉄ライオンズと言う 強豪チームが福岡を拠点にしていましたが

西鉄の業績悪化の為に身売りした時期があったのです。

 

その後福岡では どのような現象が起きたかといいますと

なんと 少年非行の数が 身売り後だんだんと増えていったのです。

 

その時 福岡の若手経営者数人が居酒屋で飲みながら、 何故 非行が増えだしたのかを討論していた所

親子の会話が減ったからではとの結論に達したのです。

 

野球があれば 親子が共通の話題で盛り上がっていたのに それが無くなった事で

親子の会話が減って疎遠になったのでは との結論になったのでした。

 

これで 普通は 愚痴やボヤキで終わって やけ酒でも呑んで憂さでも晴らすのでしょうが

 

ここから 博多商人気質が出るのです

 

翌日から この考えに賛同する仲間を集め

彼らが 自主的に 街中で 福岡に球団を誘致しようと 署名活動を行ったのです。

 

勿論 その時には 私もこの運動に賛同し

毎日のように街頭にたって 声を張り上げて 球団誘致署名のお願いをしてました。

 

すると この運動が一気に市民の賛同を得て

なんと一か月で 数十万人の署名を集める事ができたのでした。

 

これにより

福岡ダイエーホークスが 福岡に本拠地を構える事になるのです。

 

そして 当時のダイエーは勢いがありましたので

なんと球場をドーム方式にする事になり

今に続いているのです。

 

この球場のおかげで 周囲も開発されていく事で 福岡の町の魅力が

一気に上がって行ったのです

 

これらの事もあり 熊本との差がどんどん広がっていってしまう事になるのです。

 

この様に博多商人気質の原点が 渡辺与八郎であり

市民あげて 九州帝国大学を誘致することに協力したのです。

 

諦める事無く 常識に囚われないと言う 私の信条の根底には

博多商人の血が流れているのかもしれません。

 

で 話が逸れてしまいましたが

ここで 鹿児島の事も見ないとなりません

 

その話は

 

明日に続く、、、。

 

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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