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社長&顧問ブログ

2022.5.28

参勤交代裏話

 

高光産業株式会社 妹尾八郎です

 

昨日からの続きです

 

昨日までは 家光の話でした。

 

彼が制度化した 参勤交代の話もありますが

我々が単純に学校で習うのは

地方の大名の力を削ぐためとか 人質を江戸に置かせて 反逆を防ぐのが

目的だと表面的には習いましたが

 

いろいろ 裏を見ると面白い事があります

 

単に参勤交代だから 適当に出発すれば良いのでなく

周到な準備も必要だったのです。

 

いきなり 宿場町に着いたから 泊めろと言っても満室かもしれませんしね

 

その為に 先遣隊と言うのがでて 道中の道の様子や安全性を見極めたり

宿場での殿様の陣屋の確保は勿論 家来の部屋の確保もしなければなりませんでした。

 

前にも書きましたが 参勤交代のルートはいくつも考えられていまして

それを上から線で書いてみると まるで インターネットのワールドワイドの線の様になるのです。

一つのルートで目的地に行くのではなく この道が塞がった場合は 別なルートで回避しながら行くと言ったように まさに ワールドワイドウェブ的な感じで更新していたようです。

 

さらに 現代に似ている話としては 参勤交代は大名の威厳を見せつけなければと言うプライドもありました。

しかし 人数や持ち物を揃えるにはお金がかかりますね

 

それで 今の時代の様にアルバイトを雇って 宿近くになると彼らが更新に加わっていたようです。

 

これは

桜田門外の変の時も書きましたが  井伊家が 藩邸から江戸城に向かうときに

水戸浪士に殿様が襲われましたね

籠周りの家来は何とか戦いましたが

周りにいた多くのアルバイトで家来に見せかけていた連中は 殿を守らずその場から逃げてしまったのです。

事件後 本当の家来で戦わずして逃げた家来は皆 切腹させられたのですが

アルバイトで雇っていたにわか家来達にもそれを命じようとしたのですが

今でいう人材派遣会社から そんな義務はない お咎めは無いはずだ

もし それを無理強いするならば 二度と人材派遣はしないと言ったそうです。

 

いつの時代も 正規社員に責任が重くのしかかるのですね、、、、。

 

で他にも変わった話として

漬物石や鉄板まで持ち運んでいた藩もあったようです

何故重たい石までと思いますが これは 道中殿様に食べさせる漬物の為の重しだったようですし

鉄板は 暗殺を恐れて 畳の上に鉄板を敷いて その上に布団を敷くことで

床下から槍で突き上げられる危険を回避するためだったようです。

 

又 天候不順で ある場所で足止めを食らうと

次の宿を飛ばして先を急がなければならなくなりますが

そうなると 飛ばされた宿としては たまったもんではありませんね

それは 本来予定していた莫大な宿泊の収入が無くなってしまうからです。

 

で その宿場から損害賠償請求のようなものを要求されていたと言う話もあります。

 

学校で習う 単に歴史的事実としての参勤交代だけの話ではなく

同時にこんな裏話も授業で聞けていれば もっと歴史も楽しかったのではと

思ってしまいます。

 

なかなか 江戸の話から脱出できませんが

 

明日は

お酒に関する話になる予定ですが

 

どうなるのか?????

 

それは???

 

明日に続く、、、、、。

高光産業株式会社 公式サイト

https://takamitsu.com/

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