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2025.2.18
高光産業株式会社
妹尾八郎です。
昨日までは
靖国神社は 戦争で亡くなった方を祀っている神社で 平和を願う多くの方が
参拝しているのだと言う話でした。
では 靖国神社は 戦死した軍人全てが祀られているのか?? の
話しに進みます。
靖国神社は、1869年(明治2年)に明治天皇の命によって建てられた神社なのです。
主に、国のために命を落とした軍人や軍属が祀られています。
では、どのような人が合祀されるのでしょうか?と言う事ですが、、
靖国神社に合祀される基準は以下の通りになります。
それは
日本の戦争や紛争で戦死・殉職した軍人・軍属
国に殉じた特定の民間人(戦争に関連する任務で亡くなった人)
これに基づき、
戊辰戦争から太平洋戦争(第二次世界大戦)までの戦没者が祀られています。
ただし
実は、すべての戦没者が靖国神社に合祀されるわけではありません。
いくつかの理由で合祀を見送られた軍人がいるのです。
その理由はと言いますと。
戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)によって「戦争犯罪人」とされ、
処刑された人々のうち、一部の軍人は合祀されませんでした。
例えば、A級戦犯とされた松井石根元陸軍大将は、
南京事件の責任を問われて処刑されましたが、靖国神社には祀られていません。
これは、遺族が合祀を拒否したためと言われています。
一方で、東条英機元首相を含むA級戦犯14名は、1978年に極秘で合祀されました。
このことが後に大きな政治問題となったのです。
他にも
日本国内でも、政府側に敵対した軍人は合祀されていません。
例えば、西郷隆盛は、明治政府に反旗を翻した西南戦争の指導者であったため、
靖国神社には祀られてないのですよ。
同様に、戊辰戦争で政府軍と戦った奥羽越列藩同盟側の戦死者も、
基本的に合祀されていません。
が これには どうも私は納得いかないのですが、、、
靖国神社では、「国に殉じたかどうか」が合祀の基準となります。
そのため、戦場以外での事故死や病死など、戦死と認められなかった場合は合祀されないことがあります。
例えば、戦後に抑留され、シベリアで亡くなった元日本兵の多くは、
戦死とは認定されず合祀されてないのです、 がこれも又納得しがたいなと思ってしまいますね。
では、靖国神社には軍人以外の人も祀られているのでしょうか?
実は、靖国神社には一部の民間人も合祀されているのですよ。
靖国神社には、戦争に関わる任務で亡くなった民間人も祀られています。
例えば、戦地で看護活動をしていた従軍看護婦や、
戦争に動員された学徒も合祀されています。
また、
戦争中に軍に協力した特定の民間人、例えば軍属として働いていた技術者や労働者も祀られることがあります。
靖国神社に祀られるのは、「戦争で亡くなった人」が基本です。
そのため、戦争に関与した政治家であっても、生前に亡くなっただけでは合祀されません。
ただし、
先ほど述べたように、戦争責任を問われた東条英機のような軍人兼政治家は例外的に合祀されています。
靖国神社に祀られるのは、基本的に「国のために戦争で命を落とした人」と言う事になるのです。
べての軍人が合祀されるわけではなく、以下のようなケースでは合祀されません。
靖国神社に隣接する 遊就館 には 色々な戦争に関する資料が展示されています。
靖国神社参拝された時には 遊就館にも足を運んで 平和について考えられたら
如何かと思います。
では 何故 アノ人は合祀されずあの人は合祀されたのか?
の話は
明日へ続く、、。